Teenager

英語でティーンエージャーといえば若者を指しますが、具体的には年齢が「○○teen」になる年齢のこと。つまり、13〜19歳のことですね。だって、英語の綴りはthirteen, …, nineteenですから。

でもさ、前から思ってたんですけど、この13〜19の発音って30〜90とかなり間違いやすいんですよね(笑) なんで、こんな紛らわしいことになってるのよ?って思いません? 日本人的にも、結構曖昧に発音してる人が多いと思う。ごまかすために最後曖昧にしたりして。だから、更に伝わらないという・・・

発音記号による違い

ちなみに、辞書を引いて発音記号を確認すれば、明確な違いは2箇所ありますね:

13 /θə̀ːrtíːn/
30 /θə́ːrti/

まず、アクセント(強勢)の位置。13は後半のteenが強調されるのに対し、30は前半。 また、13は30にはない”ーン”(/ːn/)が最後に追加されています。 つまり、両者を合わせると、13の時はeenを強調して発音すればいいわけですね。逆に30は、最初を強く発音し最後はティでピタッと止める。

でもさ、結局違いはそこだけなんだから、やっぱし間違いやすいことこの上ないとも思うんです(笑) だから、ネイティブだってきっと間違えるはず。

海外ドラマでの「teen vs. ty」

そこで、探しましたよ。字幕ファイルを隅々まで探して、海外番組の中でteenの数字を間違っている(そうになっている)場面を(笑) これが大変だったのなんの。そしてようやく次の2場面を見つけ出しました・・・

コミ・カレ!!

コミュニティーカレッジで溶岩(lava)ゲームが開催されます。学校の床が溶岩になる(とみなす)ゲームで、床に落ちたら失格という単純なもの。アベットは$50,000相当の賞品を出しますが、校長は金額が15なのか50なのか確認しだします。どうやら校長本人も参加したいみたいですね(笑) なお、アベットのこのシーンは15にも50にも取れる感じで発音してます。

アベッド: the survivor will win my near-mint condition issue of Space Clone… …valued by the Comics Authority at $50,000.

校長: Wh–? I’m sorry?

アベッド: The floor turns to lava in 10… nine, eight, seven…

校長: Did you say 15 or 50,000?
『コミ・カレ!!』で、アベッドのアナウンスに驚く校長
Community [Credit: NBC]

ブルックリン・ナイン-ナイン

ジェイクが自分の一番好きな本の話をします。最後に、今まで読んだ本は15冊と告白すると、エイミーは最初50冊と勘違いしてから、15と言ったのか確認です。ここはそこまで少ないとは思わず早合点してる感じ。

ジェイク: It’s the best book I’ve ever read, and I’ve read 15 books.
エイミー: 50 books is not a lot. Wait… You said 15?
『ブルックリン・ナイン-ナイン』で、ジェイクの読んだ本の数を確認するエイミー
Brooklyn Nine-Nine [Credit: Fox]

最後に

今回は13と30の発音の紛らわしさについて見てみました。一応、海外ドラマでも間違える寸前のパターンはあるようですが、今回の両方の例とも発言直後に確認してるので、間違えるところまでは行ってませんね。

まあ、13と言ったのを30と勘違いしてストーリーが進んでしまっていたら、字幕からだけでは調べられないのも事実ですけど・・・

なお、両方の例ともに15と50なのは単なる偶然だと思います(きりが良い数字ってだけ)

数字の発音については、暇な時間にでも1から100まで英語で数え上げてれば、そのうちちゃんと発音できるようになると思います。上で述べたeen強調を忘れずに。自分はこれやって効果がありました。

それでは、またー