海外シットコムのクロマキー合成のチープさ
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屋外でロケする海外ドラマでは、車シーンは普通ですよね。色々なアングルから撮られることもしばしば
その一方、シチュエーション・コメディことシットコムはスタジオで撮ってる為か、車等での移動シーンで背景が必要な場合、クロマキー合成を使うことがほとんどですよね。そして、アングルは正面から一つだけ
古くは『フレンズ』のボートシーン
から、『ビッグバン★セオリー』の車シーンまで
静止画でも分かるかとは思いますが、動画だとこれが合成してるの一目瞭然なんですよね(笑)
スタジオから出てロケ地で撮るのは撮影許可とか移動があって色々大変。だから、スタジオ内で完結するクロマキー合成になるのでしょうね。
でもさ、ここ十数年でCG技術の進歩はすごいなされたわけですよね。なんで、シットコムのクロマキー合成は十数年間ずーっと同じクオリティなんでしょう?
といっても別に『ゲーム・オブ・スローンズ』レベルを求めてるわけじゃないんですよ
なんというか、素人でもできそうなレベルを超えて欲しいだけなんです。
そこで、実験。素人の自分がどこまでできるか実際やってみることにしました(笑)
そのためには、まず、クロマキー合成前の画像が欲しいのですが、その入手は難しいので、次の『クレイジー・エックス・ガールフレンド』のシーン(I Go To The Zoo)を使うことにしました。クロマキーの背景色は緑か青が一般的ですが、紫で我慢しておきます。
次に、紫の背景を透過にします。顔や髪の紫が反射してる部分が変ですが、元々が紫なのでそこはご勘弁を。
最後に、背景画像を重ねます。ここでは大阪の街。
Tada~
どうでしょう? 素人にしては結構よくできたほうじゃない? ナサニエルを大阪の街に降臨させることができました(笑)
これは静止画ですが、動画でも要領は同じですね。クロマキー用に背景緑の動画を撮って、動画編集時に透過にする色を選んで、透過部分に映したい別の動画を選ぶだけ。
今後、シットコムのクロマキー合成技術が向上することはあるんでしょうか? シットコムを見る際は要注目ですね。それでは〜
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