逆心理?「リバースサイコロジー(Reverse Psychology)」の意味
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リバースサイコロジー(Reverse Psychology)の意味
皆さん「reverse psychology」ってご存知でしょうか?
「押すなよ、押すなよ」と言われると当初押す気なかったのに、なんとなく押したくなってしまう心理ってあるじゃないですか。しつこくAと言われるとAの否定をしたくなる心理。それがreverse psychology。ここでreverseが逆って意味。
でも、これのうまい日本語訳って無い気がするんですよね。英辞郎には「反心理学」って訳が載ってましたけど、なんか違う気もする。日本人って日常的にreverse psychologyしないのかな? (追記)正式には「逆心理」が正しいようです
そこで、Wikipediaを調べてみると、あちゃー、Reverse psychologyの日本語の記事がそもそも無いじゃないですか・・・。あるのは英語。
やっぱ日本では定着してないのかもと思った次第です。でも、なんか一般人が使いやすいこれを表現するフレーズがあると便利じゃない?
と思ってネット調べたら、一つ見つけました。ダチョウ倶楽部の絶対押すなよがreverse psychologyに近いかもしれないですね。あれは結局押せってことですから(笑)
海外番組での「Reverse Psychology」
海外番組にreverse psychologyは結構出てくるので、どんな感じで使われているのか見てみたいと思います。
ビッグバン★セオリー
まずは『ビッグバン★セオリー』。ペニーの父親は娘がレナードとくっついて欲しい一心から、となり部屋のペニーに聞こえるようにレナードのことをぼろくそに言うという一芝居をうちます。レナードはreverse psychology thingとすぐに意図を了解です。ここのthingは「〜ってやつ」という意味で、確信が持てない時に使われます。
レナード: Oh, the reverse psychology thing. I see, that’s very clever.
ギルモア・ガールズ
『ギルモア・ガールズ』からは、ローレライが生活の自由がなく不満爆発させるシーン。not have toを使って「あれもしちゃダメ、これもしちゃダメ」とヒートアップしていくと、それを聞いてるルークは「じゃあ、するな」とアドバイス。一瞬止まったローレライはreverse psychologyかと尋ねます。しかしそれは、ルークの心からの助言だったようです。
ローレライ: But I don’t have to leave the Independence Inn. I don’t have to go into business for myself. I don’t have to walk out on that limb and risk everything I’ve worked for.
ルーク: Don’t do it.
ローレライ: What?
ルーク: Just stay where you are.
ローレライ: What is this, reverse psychology?
ルーク: No, just stay at the inn. You’re happy there.
最後に
今回は「リバースサイコロジー(reverse psychology)」について見てみました。結局は、相手に反対のことをさせようとする心理操作のことなんですね。人は「するな」と言われると「したくなる」のです(笑)
個人的に「ダチョウ倶楽部の絶対押すなよ」に近いという印象ですが、ダチョウ倶楽部のは既にネタとして昇華されているので、ニュアンスは少し違うかもしれませんね。
なお、「reverse psychology」と言う項目は日本語Wikipediaにページがないので、誰か心理学の専門家が書いてくれると非常に嬉しいですね。あと、良い訳語も。反心理だと心理の反対みたいでちょっと違和感。(逆心理です)「ダチョウ倶楽部の絶対押すな」って言えば一般人には伝わりますけど、やっぱり長いんだもん。
そうだ、こここそリバースサイコロジーを使う絶好の場面かな?
日本語Wikipediaに「リバースサイコロジー」の項目書くな、絶対書くなよ!(笑)
それでは〜
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