レモネードスタンド(Lemonade Stand)って?

レモネードスタンド(lemonade stand)といえば、アメリカの夏の代名詞。ここで、standはオラオラオラーではなく「屋台・売り場」の意味。つまり、映画・海外ドラマなんかでは子供がレモネードを売る屋台のことですね。真夏の日差しで乾いた喉を甘酸っぱさで潤してくれる飲み物。

レモネードスタンド(Lemonade Stand)のレプリカ
Image by ErikaWittlieb from Pixabay

子供が売る理由とは?

でも、アメリカではなぜ子供が売るんでしょうか? それについて、テレビのお約束を集めたTV Tropeのサイトに面白い記事がありました:

Lemonade Stands

Useful Notes(役立つ情報)

As far as summer traditions go in America, lemonade stands is right up there with surfing and beach-going. Operated by children to sell lemonade, the selling of lemonade can be traced back to when a youngster sold it to thirsty street car riders over 130 years ago in the streets of New York. Since then, lemonade stands have popped up as an American phenomenon, especially in the suburbs where the lawns provide spaces for children and parents to set up shop.

アメリカで夏の伝統といえば、レモネード屋台はサーフィンとビーチと共にすぐ出てくるものだろう。子供によってレモネードが売られるという伝統は、130年以上前のニューヨークの道端で若者が道行く馬車客に売ったことに端を発する。それ以来、レモネード屋台はアメリカの一つの現象として現れ続けている。特に、郊外家庭の庭の芝生に親が設けた屋台で子供がレモネードを売るという形で。

ということで、ニューヨークの子供達が道行く人にレモネードを売ったのが発端でした。更に記事は続きます:

Lemonade Stands

In recent years, you’ll occasionally see a news story about an overzealous health inspector fining the kids running said stand (or their parents) for operating without a business license or serving food without a food service permit.

近年では、君は次のような記事を読んだことがあるかもしれない、仕事熱心な保健所職員がレモネード屋台を運営してる子供(やその親)に罰金を科すというニュースを、許可なしに飲食物を出すサービスを提供したとして

ということで、レモネード屋台もライセンスが必要な世知辛いご時世みたいです(笑) 最後に記事は、

Lemonade Stands

Lemonade stands, in media, are oft portrayed as run by an aspiring entrepreneur treating the stand as Serious Business.

メディアでのレモネード屋台の扱いは、意欲的な起業家が屋台を真面目なビジネスとして捉え運営してるとして描かれるのがしばしばである

ということで、未来のスタートアップ、アメリカン・ドリームとしてマスコミでは描かれるとのことでした。

レモネードスタンド(lemonade stand)でレモネード売る少年
Image by Mary Bettini Blank from Pixabay

『世界の今をダイジェスト』の例

そういえば、以前紹介した『世界の今をダイジェスト』でも、レモネード屋台を具体例として株式の仕組みを説明していましたね。

『世界の今をダイジェスト』で、子供が運営するレモネードスタンドで、株式投資の仕組みを説明する
Explained [Credit: Netflix]

これも、起業という観点では、レモネードスタンドは誰にでも分かる適切な例というわけ。

海外ドラマでも、レモネードスタンドは駆け出し(半人前の)のビジネスとして例えられることがよくあります。

『ベター・コール・ソウル』の例

例えば、『ベター・コール・ソウル』では独立系弁護士のジミーが、大手弁護士事務所HHMと自分を比較して、ウォルマートと子供のレモネードスタンドとしています。

ジミー: Look… I know that HHM is shiny and it’s slick. It’s chock-full of lawyers and, compared to them, I’m like a… A kiddy lemonade stand trying to compete with Wal-Mart.
『ベター・コール・ソウル』で、自分を子供がビジネスするレモネードスタンドに例えるジミー
Better Call Saul [Credit: AMC]

「レモネード」のスラング的意味

ここまでくれば「lemonade」の単語自体に「質の劣ったドラッグ」の意味があっても驚きませんね:

lemonade

(slang, derogatory) Recreational drugs of poor or weak quality, especially heroin.

(スラング、軽蔑的)劣った弱い質のレクレーションドラッグ、特にヘロイン

最後に

ということで、まとめると、一口に「レモネードスタンド(lemonade stand)」と言っても、アメリカではその裏には起業精神が含意されているというわけでした。

こういうのは、辞書だけ見てても見えてこないところですよね。気になった英単語などは率先して自分でネットで調べてみると面白いですよ。意外なイメージと結びついていることが結構あるんですよねー。それでは〜


lemonが持つ意外な意味↓