pleaseは命令文に付けると和らげる効果があると習ったので、「止めて、勘弁して」の意味があるというのは意外な感じがします。でも、この言い方も日常会話ではよく出てくるので覚えておきたいところ。だって、please言われてもし続けちゃったら、逆効果ですからね(笑)

以下、このpleaseが使われる2つの代表的なシチュエーションを見ていきます。

堅苦しい名前で呼ばれてPlease

まず最初のpleaseは、堅苦しい名前で呼ばれた時。例えば

-○○先生

-Oh, please. Call me △△.

とかいうのが典型的パターン。ここのpleaseが○○先生と呼ぶのは勘弁してくれってニュアンスです。人をどう呼ぶかってのは、その人との距離を表すので非常に重要ですよね。フォーマリティよりも、気さくなニックネームで呼んでもらうことで親密度を増すのは人間関係を円滑にするコツです。

次のベター・コール・ソウルでは、クライアントに「Mr. Mcgill」と呼ばれて、「ジミー」と呼んでくれとするジミーです。ここは、字幕上はplease call〜となっているので命令のcallを丁寧にしているように読めますが、実際はpleaseとcallの間に少しのポーズがありますので、Oh, pleaseで一回切れて「止して」の方の意味ですね。

クライアント: Don't you think, Mr. Mcgill? Maybe we should sleep on it.

ジミー: Oh, please, call me "Jimmy."

Better Call Saul/Season 1/Episode 1

ジミー: Oh, please, call me "Jimmy."
『ベター・コール・ソウル』で、ジミーはケトルマン夫妻に名前で呼ぶようお願いする
Better Call Saul [Credit: AMC]

次の『ビッグバン★セオリー』の場面も同じパターン。恋人のエイミーにDr. Cooperと呼ばれて、シェルドンは止してのPleaseです。でも、この場面、エイミーはゲストの前なのでわざわざフォーマルな言い方をしてるんですけど、そんな事には考えが及びもしないシェルドン。

エイミー: Where are we going with this, Dr. Cooper?

シェルドン: Oh, please, I'm your boyfriend. You call me Sheldon.

The Big Bang Theory/Season 7/Episode 5

シェルドン: Oh, please, I'm your boyfriend.
『ビッグバン★セオリー』で、シェルドンはエイミーのフォーマルな接し方に「止めて」と言う
The Big Bang Theory [Credit: CBS]

感謝されてPlease

これもおなじみのPlease。相手に感謝された時に「止して下さい」というパターン。自分はそんな感謝されるようなことはしてないってわけですね。

次の『ビッグバン★セオリー』では、物理の大発見を成し遂げたシェルドンがサポートしてくれたラモーナに「君なしでは成し遂げられなかった」と言うと、彼女はOh, pleaseです。「そんな事無い」ってことですね。ちなみに、このエピソードがTBBTの中で一番好きだったりします。

シェルドン: I could not have done it without you.

ラモナ: Oh, please, I just offered a little encouragement.

The Big Bang Theory/Season 2/Episode 6

ラモナ: Oh, please, I just offered a little encouragement.
『ビッグバン★セオリー』で、ラモナはシェルドンからの感謝の言葉に「そんなことは・・」と言う
The Big Bang Theory [Credit: CBS]

なお、Thank youに対しどう返答するのかは、以下の記事にまとめてあります。もちろん、pleaseもありますよ(笑)

www.serendipity.page

最後に

今回は「止めて、勘弁して」という意味のpleaseを2つの典型例を通して見てみました。基本、Ohが頭に付く感じですね。

堅苦しい名前で呼ばれてのPleaseなんかは、実際のビジネスシーンで使えるかもしれませんね。外国人にMr. ○○と言われたときなんかに。

なお、これらさえ抑えておけば、あとは応用でどうにかなります。

例えば、不倫した亭主が言い訳し始めて女房が「Oh, please!」なら、「(お願いだから)冗談は止めろ、冗談も休み休み言え、勘弁してくれ」と言ってるんですね(笑)

こういうフレーズは残念ながら英語のテストには出ないのですが、日常会話では実際よく出てくるので、海外ドラマ視聴で日常英会話筋力を付けるのはおすすめですね。

それでは、また別の記事で。