海外ドラマの英語セリフに出てくる様々な「Effect(効果)」
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「Effect」とは?
今回見ていくのは「effect」。「エフェクト」と日本語に既になってる気もしますが、意味は「効果、影響」ですよね。
海外ドラマの中のエフェクト
海外ドラマの英語字幕をこの単語で検索したら面白かったので、以下どんなeffectがセリフ中に出てくるのか見ていきます。
Side Effect / 副作用
side effectは「本来の目的でない副次的な効果・影響」のことですね。有名な例は、狭心症の薬として開発していたのに勃起促進の副作用があるのでそっちで売り出したバイアグラ⤴️とか。
『HOMELAND』では、ドラッグ中毒となったブロディの状況を語る現地捜査官。副作用が過酷と語ります。outlawedは非合法という意味。
Butterfly Effect / バタフライ効果
バタフライ効果⤴️は、映画の『バタフライ・エフェクト』で一躍有名になった感じで、海外ドラマのセリフでもそこそこ使われています。
具体的な説明は、海外ドラマ『13の理由』のハンナにしてもらいましょう。結局、ある場所の蝶々の羽のはためきが遠くでハリケーンを起こすってことですね。
Domino Effect / ドミノ効果
ドミノ効果は一つのドミノが倒れるとその次のドミノが倒れ・・・と連鎖的に物事が発生すること。
ドミノ効果については面白い場面が次の『マスター・オブ・ゼロ』にありました。なんと、実際のドミノを倒すんです(笑) それを「initiate the domino effect」とお茶目に言ってますね。
Ripple Effect / 連鎖反応
「ripple effect」は水面の波が全方向に順次広がっていくこと。辞書には「連鎖反応」と訳されているんですけど、鎖だと1次元的な広がりしか表せない(ドミノ効果と同じ)と思うんですけど、どうなんでしょう? かと言って、WikipediaにRipple Effect⤴️の日本語記事もないので、正確な学術用語はちょっと不明ですけど。
このリップル効果は『ママと恋に落ちるまで』の冒頭の子どもたちに語りかける場面で使われていました。期待しないとripple effect も何も起こらないということですね。
Placebo Effect / プラシーボ効果
プラシーボ効果は、なんの効果もない偽薬を効果があると言って処方すると症状が改善される効果のこと。
『ビッグバン★セオリー』では、ノンアルコールビールで酔ってるラジをプラシーボ効果と説明するレナードとハワード。
ハワード: Placebo, you say. Interesting.
Personal Effects / 所持品
最後は複数形の「personal effects」。なんとこれ、「(個人の)所持品」の意味なんですよ。上の流れとぜんぜん違う(笑) でも、刑事ドラマなんかで、犯人の所持品に○○があった等で時々使われるんです。
例えば『刑事コロンボ』では、パークス氏の所持品の中から封筒に入った指輪が出てくるのですが・・・。ちなみに、この所持品での使われ方の時はone’s personal effectsとなるようです。まあ、誰の所持品か指定しないと分かりませんからね。
最後に
今回は海外ドラマに出てくる様々な効果(バタフライからプラシーボまで)を調べてみました。そして、刑事ドラマでおなじみpersonal effectsに「所持品」の意味があることも併せて見ました(笑)
なお、バタフライ効果なんかは同名映画を見た方は分かりますが、初期値のほんの僅かなズレが後に大きな違いを生み出すということなんですけど、海外ドラマでは結構曖昧に使われていますね。バタフライ効果、ドミノ効果、リップル効果にそれほど大きな違いはない感じです。
それでは、また〜
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