子供がペットを飼いたいってのは古今東西よくあるシチュエーションですが、親は決まって最初は拒否するもの。というのも生き物を飼ったはいいけど、数週間で飽きられては困るからです。

だからそんな時、親は子供に念を押すんですね。自分自身で面倒見るんだよ、と。その時によく使われるフレーズが、今回のfeed it, walk it, train itなんです。

ここで、feedは「餌をやる」、walkは「散歩させる」、trainは「訓練する」の意味ですね。そして、itはもちろんペットのことを指します。動物はitなんです(ちなみに、鬼もitですが、それはまた別の話)。

このフレーズは飼うペットの種類によって多少動詞は変化しますが、だいたい決まっているようです。

海外ドラマのセリフからいくつかピックアップしてみましょう。

NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班

『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』では、子犬を飼うシーンでこのフレーズがまるごと使われていました。

Puppy’s a lot of work. You got to feed it, walk it, train it.

NCIS/S05/E04

PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット

次の『PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット』では、子供ではないパターン。ジョンが連れてきた動物を何故かフィンチが世話するシチュエーションになってしまい、フィンチは不平を漏らします。ここでは動詞がwaterとなってますが「水をやる」という意味で、lestは「〜しないように」という接続詞。

フィンチ: You brought home a beast. I have to walk it and water it and feed it, lest it consume any more of my books.
『PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット』で、フィンチはジョンに現場を任せ見張りの車を後にする
Person of Interest [Credit: CBS]

次はそもそもペッドではないパターン。

ブルックリン・ナイン-ナイン

『ブルックリン・ナイン-ナイン』のジーナは、生地(!)を一生懸命育てることを決意表明。ここのnurtureは「育てる」の意味。natureではないので注意(nature vs. nurtureはよくあるスピーキングテストのテーマですね)。

ジーナ: I know it’s not 140 years old, but I will feed it, and I will nurture it
『ブルックリン・ナイン-ナイン』で、ジーナは丹念に生地を育てる決意をする
Brooklyn Nine-Nine [Credit: Fox]

最後に

こういうセリフは既にテンプレ化してるので、コメディなんかでは、ちょっとした笑いにつなげるのに使われたりします。

例えば、最後の例のジーナなんかは、生地をまるでペットのように育てると言った響きになってるんですよね。 「I will feed it, and I will nurture it」を直訳するのではなく、子供がペット飼う時のテンプレ表現を下敷きにしてると考えると、クスッと笑えるのではないでしょうか。

このように、こと笑いに関しては語彙を単に増やしてだけでは笑えないのが厄介ですが、その分笑えるようになるとめっちゃ面白いです。日本語字幕では味わえない笑いが裏に隠されているのが分かりますので。

このブログでは、海外ドラマを英語字幕で見るのをお勧めしています。それでは〜