1 down, 1億 to go.
もうちょっと行ってから数えてもいいケース

「A Down, B to Go」の意味

今回紹介したいフレーズ「○ down, △ to go」は、タスク等の進捗がどこまで終わったかを表すことができる便利な表現。通常、○や△には数字が入ります。

例えば、あなたが夏休みの宿題を5教科分やらなくちゃいけないとして、そのうち2つが終わってるとします。その時は

2 down, 3 to go.

と言えるわけですね。つまり、2つ終わってて、残りは3つということ。

これは日常会話で非常に使われるので、当然海外ドラマでも頻出です。

海外ドラマでの「A Down, B to Go」

『デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~』の例

まず最初の例が、『デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~』。 夫をひき逃げした犯人の手がかりを掴んだジェンは、友人と一緒に一軒一軒住所を虱潰しに当たって行きます。今回訪れた住所もひき逃げとは関係ないことが以下のシーンで判明します。でも友人は、「6つ終わり、残り242」と前向きです。でも、ちょっと多すぎる気が・・・(笑)

友人: All right. Six down. 242 to go.
『Dead to Me(デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~)』で、夫のひき逃げ犯を探すジェンとジュディ
Dead to Me [Credit: Netflix]

『ベター・コール・ソウル』の例

次は『ベター・コール・ソウル』から。マイクはドイツの多国籍企業のセキュリティ担当の名目で雇われます。採用したリディアは実際働いてもらおうとは思ってないのですが、マイクはというと、それでは怪しまれるとして現場の発着場に赴いて相当手荒いことをしてしまいます。驚いたリディアがどうするのか聞くと、マイクは8つ発着場があるとしてから、「1つ終わり、残り7つ」と言うんです。つまり、全部査察するということ(笑)

リディア: what’s your plan then?
マイク: Madrigal has eight terminals in the southwest. One down, seven to go.
『ベター・コール・ソウル』で、リディアの会社の倉庫現場の手入れをするマイク
Better Call Saul [Credit: AMC]

『フレンズ』の例

ちなみに、このフレーズは単に数字ではなく、単位や具体的な名詞なども伴えます。

例えば、次の『フレンズ』のシーンでは、足をくじいたモニカをおんぶするチャンドラー。ようやく10ブロック来て、残り5ブロックになったみたいですね。デブモニカじゃなくて良かった(笑)

チャンドラー: Okay, 10 blocks down, five to go.
『フレンズ』で、モニカをおんぶするチャンドラー
Friends [Credit: NBC]

『ギルモア・ガールズ』の例

『ギルモア・ガールズ』では、時間を表すのにこのフレーズが使われていました。ローリーは裁判所からコミュニティーサービスをするよう命じられます。そのことをルークに聞かれると、「5時間終了。残り295時間」と言います。先は長そう(笑)

ローリー: A little roadwork, vest and all. 5 hours down, 295 to go.
『ギルモア・ガールズ』で、コミュニティーサービスのことをルーくに聞かれるローリー
Gilmore Girls [Credit: The WB]

最後に

と言う感じでフレーズ「○ down, △ to go」が使われるんですね。どうでしょう? 結構簡単で便利なフレーズじゃない?

数回使えばすぐに身につくので、こういう便利フレーズは積極的に使っていきたいですね。それでは〜