世界共通、ラブラブは熱い

英語を勉強してると、日本語と同じアイデアがあったりと面白いんですけど、今回はラブラブさ、お色気ムンムンに熱量が含意されるという話です。

日本語でも「お色気ムンムン」という表現からも分かるように、そこにはなにか熱さを感じさせられますが、それが英語でも全く同じロジックなんですね。

例えば、hot。hotは英語で最初に「熱い」と習いますが、hotな女性は体温が高いわけじゃないんです。「セクシー」なんですね。

だから、smoking hotと言ったら、「湯気が出るほど熱い(=それほどセクシー)」ってこと。

『SUITS/スーツ』の例

例えば次の『SUITS/スーツ』では、このsmoking hotを使ってレイチェルを褒めるマイケル。

マイケル: You’re smoking hot. They don’t let people in because they’re hot.
『SUITS/スーツ』で、セクシーとレイチェルを褒めるマイケル
Suits [Credit: USA Network]

他にも、steamyと言えば「湯気が出てる」ことを意味するので、同様にラブラブさを表せたりします。

次も同じシリーズ『SUITS/スーツ』から。ドナがオメカシして男と密会することを確認するレイチェル。ここではその密会をhot and steamyとしてますね。

レイチェル: Oh, my God. Did you agree to a hot and steamy affair?
『SUITS/スーツ』で、ドナが男と密会するのを確認レイチェル
Suits [Credit: USA Network]

『モダン・ファミリー』の例

最後に、この熱々さの集大成のような場面が『モダン・ファミリー』にありました。お婆ちゃん達とお茶会するキャメロンですが、sizzling-hot ゴシップをしようと言うんですね。sizzlingは一般的には肉を焼いたときのジュージュー言ってる音のことですが、ここでは性的に興奮するという意味。それを聞くとお婆ちゃん達は「あらまー」と黄色い声をあげますが、対面居座っているミッチェルは苦虫を噛み潰したような顔をします。というのも、sizzlingですからね(笑)

キャメロン: We got some steaming-hot tea, some piping-hot biscuits. Now, let’s have a little sizzling-hot gossip.
『モダン・ファミリー』で、キャメロンはお婆ちゃん達とお茶会をする
Modern Family [Credit: ABC]

最後に

今回はラブラブお色気ムンムンは英語でも熱さを使って表せる例を見てみました。

もちろん、普通に夏の暑さを表す際などにも使われますので、それが使われるコンテキストを理解することは重要ですね。

日本語でも恋路を火傷や火遊びに例えますから、発想は似てるんでしょうね。

世の中に凍傷に例える言語はあるんだろうか?(笑) 調べてみると面白いかも。

それではまたー