ネガティブな諦めの「Of Course」とその使用例を海外ドラマから
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今回は日常会話でよく出てくる諦めを表すOf courseについて。
もちろんの「Of Course」
of courseは「もちろん」の意味と学校で習いました。
以下の『ウォーキング・デッド』のシーンで、リックが使っているのがまさにこれ。サラが彼(=シェーン)が自分の後を付いてきたと言うと、「もちろん付いてくるさ」とリック。この時点ではまだリックはシェーンのことを疑っていないので、親友の妻がゾンビがはびこる世界で一人にならないように警護で付いてきた、当然の事と言ってるんですね。シェーンの行動を全く疑っていないんです。
リック: Well, of course he did.
諦めの「Of Course」
その一方、面白いのが、このof courseはネガティブな諦めに使われることも多いんです。
例えば、皆さんの会社に遅刻魔の同僚が居て、その彼が得意先との打ち合わせに遅れて行ったという話を聞いたとしましょう。そんな時にも、このフレーズ使えるんですよ。ため息付きながら
Of course he did.
って。「彼はそういうやつだ、驚きに値しない」ってニュアンスになるの分かるでしょうか?
彼がそういうことをするって前もって確信してるわけじゃないんですけど、普段の行動などから想像がついてしまうんですね。そして、諦めとか見透かす感じに響くんです。
この諦めのOf courseは次の『SUITS/スーツ』の中で使われていますね。
ハーヴィーが男の家にダンボール持って現れます。男はどうやって家の中に入れたんだと聞くと、ローラが入れてくれたとハーヴィー。男はof courseで諦めの表情です。
男: Yeah, of course she did.
最後に、今回この記事を書くきっかけとなった大手掲示板redditのスレを紹介して終わりにしましょう。
ホワイトハウスが飛行機や電車内でのマスク着用の義務化に反対したと言う記事。そのトップのコメントがこのof courseだったんです(笑) なんとなく諦めの気持ちがこちらにも使わってくるじゃないですか。それ故、今現在1.8kものいいねが付いて共感を呼んでるんでしょうか。
Of course they do. :}
最後に
ということで、今回は諦めの気持ちを表せる「of course」についてでした。
どっちの意味合いかは文脈に完璧に依存しますね。例えば、冒頭の『ウォーキング・デッド』の例を取ると、リックがシェーンの真実の姿(自分の妻サラを狙っている)に気づきつつof courseと言ったのなら、シェーンはそういうやつだという諦めの響きになりますので。
それでは、またー
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