「That's Rich」の意味:見当違いに間違ってて逆に笑える
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That’s richで「見当外れに間違ってて滑稽」
richは通常「金持ち」の意味ですが、少し詳しい方なら飲食物の「濃厚な、深みのある」の方も知ってるかもしれませんね。リッチな味わいとか既に日本語にもなってる気がします。
実はこれら以外に、richには口語で別な意味もあるんです。それが今回紹介する「見当違いに間違ってて笑えるrich」。相手の行動や言動が完全に間違ってて笑えてくるってことは日常よくありますよね。それがこのrich。ある意味、相手の言動が「味わい深い」んですね(笑) これは「That’s rich」として使われることがほとんどです。
Urban Dictionaryによると2つの説明がありました:
That's rich
- 非難の内容が誤っていて、しかも話者本人がその非難に該当。
- 見当外れに間違ってて滑稽。
- Ironic, or amusingly hypocritical accusation. An accusation that just does not work, but applies to the one accusing.
- Something false that is so outrageously off the mark, it’s ridiculous or preposterous. Just so wrong, that it’s funny.
いずれにしても、内容が間違ってて馬鹿げているんですね。
That’s richの海外ドラマでの例
以下、いくつか海外ドラマで使われる例を挙げてみましょう。
名探偵モンク
まずは、『名探偵モンク』から。警部がデブで寝たきりの容疑者を捕まえに来ます。容疑者は動けない自分が殺人を犯せるわけない、しかもクレーンを使って運び出すというところで「That’s rich」です。バカバカすぎるというわけですね。
容疑者: A crane? Oh, that’s rich.
ビッグ・リトル・ライズ
次は『ビッグ・リトル・ライズ』。死んだ夫の母親が事故を嗅ぎ回り始めたことから、ママ友グループの間に亀裂が入り始めます。マデリンは「私の事非難するのか」と言ってから「that’s rich」です。共犯なのにも関わらず非難し合うのは見当外れもいいところなんですね。
セレステ: No. No.
マデリン: No, that’s rich. That’s really rich.
コミ・カレ!!
最後は『コミ・カレ!!』から、ジェフとベンが捕まったところ。ジェフは「みんな公平に(even stephen)分け前をもらえると思っているんだ」と、こういう場合の常套手段の相手の仲間割れに持っていこうとします。チャンもそれを察知し「that’s rich」と乗っかります。つまり、そんなの信じているなんて根本的に間違ってて笑ってしまうってこと。
チャン: Man, that’s rich.
最後に
今回見た「that’s rich」は金持ちの意味ではなく、「根本的に間違ってて笑える」ということでした。 といっても、that’s richが発せられる場面で大笑いするのはあまりなく、基本冷笑する感じ。
まあ、ポジティブな意味ではないので、言われないことに越したことはないと思います。
それでは、また次回〜
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