前の会社での話。海外にメールを送る際に件名に必ず「urgent」を入れる人が居たんですよ。urgentは「緊急の」という意味の形容詞。つまり、緊急で対応してくれとか、即返信してくれとかを意味してるわけですね。

でもさ、その人は毎回全部のメールの件名に入れるんですよね。それって、ちょっとおかしくない?

それに、そういうのって決まって形骸化するじゃないですか。そのうち意味をなさなくなるんです。オオカミ少年の寓話の通り、人々は最初は気にするのですが、次第に関心を示さなくなるんです。だって、実際はurgentじゃないんだもん(笑)

実は、飲みの席かなんかでそのことを当人にぶつけたことがあったんです。そうしたら、毎回は入れていないという回答。曰く、メールの設定でデフォルトで件名にurgentが入るようにしてるけど、返信の必要がないメールの場合は、urgentの部分を削除してるって言うんです。

つまり、その人にとって

  • urgent有り = 返信必要
  • urgent無し = 返信不要

という区分なんですよね。

しかしですよ、urgentの意味は緊急性じゃないですか。急ぐ必要もないのに急がせるのってどうなのよ?と私は思ったわけです。やっぱし、その人のメール件名のurgentは形骸化してるとその時確信しました。

それからしばらく経って、自分も海外の担当者に大至急(1時間以内とかに)やってもらいたいことができました。その時、このurgentの件名のことを思い出したんです。使うなら今でしょ!って感じ。当時はTOEICも500点とかそのくらいの時期。urgentなんて高級な(?!)英単語は一度もリアルで使ったことないんです。でも、自分が形骸化しないurgentの正しい使い方を見せてやるとか考えながら、自信満々にメールを出しました。

argentって件名に書いて(笑)

だって、発音アージェントだから、英語得意じゃなければ綴り間違えますよね?(笑)  もうね、恥ずかしいったらありゃしない。穴があったら入りたいというのはこの事を言うんでしょうね。

今でも、urgentという単語を見るたび、このことを思い出します。それ以来、カタカナ発音から英単語を自分勝手に類推するのはやめることにしました。

ちなみに、argentは「銀色」と言う意味があるみたいですね(銀の化学記号がAgである理由)。こういう失敗を重ねて、人は成長しているのです(笑)

それでは、また〜