海外ドラマで原題をどう日本語タイトルにしてるか分類
広告
英語タイトルに慣れてる私
私はパソコンを英語環境で使っているので、ネットフリックスとかのサービスも自動的に英語の環境になるんですよね。URLが/jp/でなく/jp-en/になるんです。多分、こちらのブラウザの設定を自動的に認識してるんだと思いますが・・・
だから、海外ドラマだと英語の題名(原題、オリジナル・タイトル)の方が個人的にしっくりくるんですよね。逆に、日本語タイトルとか分からないことも多数(笑) でも、こんなブログやってる手前、日本語タイトルが必要になるときも多いんです。
そこでいつも記事書く時はWikipediaで調べてるんですけど、改めて考えてみると、英語タイトル→日本語タイトルで色んなパターンがあるのですね。そして、これが結構面白いんです。訳者の苦労というか、そういうものが透けて見えてくるんですね(笑)
日本語タイトルの分類
今回はそのパターンを分類してみました。
なお、時期を分けて2つ以上の放送局によって放送されている海外ドラマだと、複数の日本語タイトルがあったりしますので、今回はWikipediaを参考にしています。
カタカナ化
まずは英語をカタカナにしたタイトル。これは何も考えなくてよくて簡単ですね(笑) このカタカナ化のパターンは非常に多いです。しかし、タイトルからドラマの内容を推測するという観点からは、日本人に優しくないかもしれませんね。
ところで、以前ベター・コール・ソウルの題名でやらかした時にも述べたように、カタカナ化ってこう見えて結構曖昧なんですよね。自分は英語で聞こえたようにカタカナに置き換えますので、「ベター・コール・ソール」とずっとしてしまって大失敗したのでした。例えば、以下の例の『リバーデイル』だって、「リバーデール」の可能性がありえますからね。
- リバーデイル(Riverdale)
- ブレイキング・バッド(Breaking Bad)
- クレイジー・エックス・ガールフレンド(Crazy Ex-Girlfriend)
- プリズン・ブレイク(Prison Break)
- フレンズ(Friends)
- モダン・ファミリー(Modern Family)
- ビッグ・リトル・ライズ(Big Little Lies)
- ギルモア・ガールズ(Gilmore Girls)
原題を直訳
次は直訳。このパターンは非常に少ないです。というのも、直訳して意味が通る、日本語の題名として相応しくなる場合が少ないからだと思います。次は直訳で問題ないパターン。
- コブラ会(Cobra Kai)
- 13の理由(13 Reasons Why)
- 高い城の男(The Man in the High Castle)
もう一つ直訳的なタイトルが『殺人を無罪にする方法』です。このドラマタイトルでget away withという句動詞が覚えられます(笑) でも、get away withは「(悪いことしたけど)罰を免れる、ただで済む」なので、無罪とするとちょっと具体的ですね。
- 殺人を無罪にする方法(How to Get Away with Murder)
記事にしました↓
英語のまま
次は英語のままのパターン。カタカナにしたって意味分からないなら、英語のままでいいじゃんってことでしょうか? まあ、英語のままの問題点は、どう発音してよいかが日本人にはわかりづらくなることでしょうかね(笑)
ただ、大文字小文字が何故か変わってたりもするので、ブログで記事書く時は注意が必要になります。
- BONES(Bones)
- HOMELAND(Homeland)
- LOST(Lost)
- THIS IS US(This Is Us)
- The O.C.(The O.C.)
原題から少し変える
次は英語の題名をあくまで踏襲しつつ、日本人に分かりやすいように一部を変更するパターン。例えば、The L Wordは英語ではLoveの意味ですが、日本人にはそんなこと分かりませんから、『Lの世界』なんでしょうね。でも、この邦題でも意味分かりませんがw まあ、「word + L = world」なんでしょうけど。
- 刑事コロンボ(Columbo)
- フリークス学園(Freaks and Geeks)
- フィラデルフィアは今日も晴れ(It’s Always Sunny in Philadelphia)
- 特攻野郎Aチーム(The A-Team)
- Dr.HOUSE(House)
- マスター・オブ・ゼロ(Master of None)
- ビバリーヒルズ高校白書(Beverly Hills, 90210)
- Lの世界(The L Word)
原題から大幅に変える
お次は全面改訂するパターン。多分、会議で議論百出、上で紹介したようなこと色々試して駄目なときにここに行き着く感じかな?(笑) 『奥さまは魔女』のようにうまく嵌まれば日本人の心を魅了できますね(bewitched)。pun intended。
- コミ・カレ!!(Community)
- 奥さまは魔女(Bewitched)
- NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち(The Bold Type)
- ママと恋に落ちるまで(How I Met Your Mother)
副題(サブタイトル)を追加
次は、カタカナ化や英語の原題そのままパターンを適用しつつ、副題(サブタイトル)を追加するパターン。日本語視聴者にドラマの内容を副題で分かりやすく説明しようというわけ。だから、このパターンも結構多い。
なお、副題をどう区切るかはスラッシュ(/)だったり、単にスペースだったり、コロンだったり、統一はされていないですね。
- ストレンジャー・シングス 未知の世界(Stranger Things)
- ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則(The Big Bang Theory)
- GLOW: ゴージャス・レディ・オブ・レスリング(GLOW)
- NUMBERS 天才数学者の事件ファイル(NUMB3RS)
- PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット(Person of Interest)
- New Girl / ダサかわ女子と三銃士(New Girl)
繰り返し
繰り返しパターン。これも少なからずあるんですよね。繰り返す意味がよく分かりませんが、多分原題を尊重しているんだと思います。あるいは契約で原題を入れろとかあるのかな? 今の時代はSEOとかも重要ですからね。
- 24 -TWENTY FOUR-(24)
- SUITS/スーツ(Suits)
- FRINGE/フリンジ(Fringe)
- LUCIFER/ルシファー(Lucifer)
- MR. ROBOT/ミスター・ロボット(Mr. Robot)
カタカナ化時の区切り文字
ところで、ここでカタカナにする際の区切り文字について考えてみたいと思います。例えば「I love you」という題名のドラマがあたっとして、「アイラブユー」なのか「アイ・ラブ・ユー」なのか「アイ ラブ ユー」なのかという問題。
マジョリティは区切り文字に「・」を使っているようですね。でも、『ビッグバン★セオリー』のように「★」というパターンもありました。
- ハンドメイズ・テイル/侍女の物語(The Handmaid’s Tale)
- グッド・プレイス(The Good Place)
- シリコンバレー(Silicon Valley)
- フルハウス(Full House)
- ジーク アンド ルーサー(Zeke and Luther)
Theの問題
最後が冠詞の「The」です。音楽の楽曲名でソートするときなんかもそうですが、英語で一番厄介なやつですよね(笑)
Theに関しては主に3つのパターンがあります。この辺も統一してほしいところですが・・・
- The省略
- Theをザとする
- Theをジとする
Theの次の単語が母音で始まるかで「ザ」と「ジ」の区分ですが、これが守られないこともあるようです。日本人的には、結構どうでもいいポイントですからね(笑)
- マーベラス・ミセス・メイゼル(The Marvelous Mrs. Maisel)
- ウォーキング・デッド(The Walking Dead)
- ザ・ボーイズ(The Boys)
- ザ・モーニングショー(The Morning Show)
- ジ・アメリカンズ(The Americans)
- ザ・オーダー 暗黒の世界(The Order)
最後に
以上が自分が今まで実際体験してきた海外ドラマ日本語タイトルの大まかな区分になります。 個人的には、何か統一してくれると検索するときとか便利になるのにと思ってしますんですけどね(笑)
みなさんの好きな海外ドラマはどこに分類されたでしょうか? それでは〜
広告