先日から昔見た有名映画を字幕無しで再度見るチャレンジというのをやってますが、これが結構いけることに気づきました。字幕無しで既に8−9割は映画の内容が理解できるようになってたんですね。よく巷で言われる英語学習目標の「海外の映画館行って現地のネイティブと一緒に笑う」のもできちゃうレベル。

昔はこんなレベルまで到達できるとは思ってなかったので結構感慨深いです。だって、最初に受けた時の自分のTOEICの点数って470とかで、500点行かなかったレベルですから(笑) あの時は初体験のTOEICで、試験のフォーマットも全く知らなかったけど、がむしゃらに頑張って結構いい点数取れたと手応えがあってかーらーのー、点数半分も行かなかったわけですからね(笑) 相当なショックでした。

思えばそれがきっかけで、私は英語を勉強し始めたんです。かれこれ、もう10年前の話。

映画『バック・トゥー・ザ・フューチャー』3部作を見ていたら、そんな当時のことを思い出してしまって、自分が過去に戻れたら一体どんな英語学習のアドバイスを当時の自分にするかとか考えてしまいました。映画内の科学者ドクに防弾チョッキを着ろっていうのと同じ様に(笑)

その時、これは重要だろうという3つのことを見つけたので、今回はそれをシェアしたいと思います。こういった辛気臭いことはこのブログではなるべく書かないつもりなんだけど、まあたまにはいいのではないかな。おっさんの戯言と思ってお付き合いください。多分役立つ人も少なからずいるはず。

具体的な目標を定める

当時の私の失敗の一つは確固たる目標を定めなかったこと。TOEICの点数が低くてショックを受けて「英語ができるようになりたい」となったまでは良かったのですが、目標がそれ止まりだったんですね。具体的にどうしたいのか、全くなし。山に登りたいのに、具体的にどの山とかないんですね。「山に登って日の出を見たい」という子供レベルだったんです(笑)


朝日が登る中、山に登る子供二人
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でもさ、もう少し目標が具体的じゃないと準備も装備も難しいんです。ヒマラヤに登りたいのか、高尾山に登りたいのかでは準備も心構えもスケジュールも大きく違ってきます。

だから、「英語ができる」の内容をもうちょっと噛み砕くべきだったなと今になって後悔してます。そうすれば、もうちょっと違った、より効率的な英語へのアプローチができたはずなので。

受験・出世のためにTOEICの点数だけが必要なのか、それともネイティブとコミュニケーションを取るために英語が必要なのか、これらは全く別次元なのですね。

また、目標というのは一度決めたら不動というものでもありませんよね。練習するうちに、自分の実力が上がっていくうちに目標が少しづつ変わっていくのもよくあること。だから、定期的に中長期的な自己目標をアップデートすべきかなあとも思います。

自分の場合、この曖昧な「英語ができるようになりたい」で数年は無駄にしてると思うんです。だから、このアドバイスは相当役に立つはず。

お金より時間を使う

次に時間です。語学勉強に時間がかかるのは重々承知してます。だって、生まれたての赤ちゃんが普通に喋りだしたら、それは「すごい」ではなく「キモい」ですからね。そんなこと通常ありえないんです。

赤ちゃんが指を差して笑う
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でも、こと英語学習になると、我々はどこかに魔法の勉強方法があって、それを適用することで数ヶ月で英語が喋れるようになれると考えてしまいます。とくに、自分については特別だと思うんですよ。

実は、そんなことは全く無いんですね。英語は、誰でも平等に時間がかかるんです。残念だけど、近道はない。

その当然の事実を、当時の自分に是非とも伝えたいです。時間を使わずお金を使うのが英語ができるようになる近道と信じていた当時の自分に。

その時の私のミスは英語学習を趣味にしてしまったこと。しかも、one of themの趣味。今持ってる趣味の一つとして追加したんです。それじゃあ時間が全く足りませんよ。だって、語学は時間がかかるんですから。

趣味ではなく生活の一部にするべきだった。

そして、既存の趣味のいくつかを犠牲にして英語の時間をしっかり作るべきだったと今になって思います。でもそれはできなかったんです。だって、結局英語は趣味の一つだし、上で述べたように目標設定も曖昧だから。

幸か不幸か私の場合は、途中で海外ドラマにハマって、それが趣味というか生活の一部になって、昔やっていた趣味は結果的に殆どやめてしまいましたけどね(笑) それくらいのことを最初からやってたならば・・・と今になって思うんです。

脳を手のひらで支える
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自分の脳を信じる

言語に関してはよく「才能」ということが言われると思います。やれ、私は才能がない等。私も実はそう思っていて、TOEICの点数が全く上がらない時期は、自分は英語の「才能」が全くないと感じていました。

ただ、今になって思うと、「才能」が果たす役割は非常に小さいとはっきり分かるんです。誰だって母国語はできるのですから、第二外国語だって基本同じ。実際のところは、時間を掛けてないから「できない」だけなんですね。

これは、以前紹介したMITの第二外国語学習の研究論文でも言われていたこと。子供が大人より語学ができるように見えるのは、脳の可塑性うんぬんというよりも、子供が時間があるから、大人より暇だからなんです。時間をかければ、子供大人に関わらず、時間をかけた分成長して行けるんです。皆さんの脳は全くの正常なんですよ。逆に、時間かけてないのにペラペラ喋れたら、そっちが異常なんです!(笑)

ただ、当時の自分はこのことに気づいていなかった。自分の脳みそは英語には適していないとか思っていました・・・

特に自分は理系出身なので、第二外国語学習でも理論的なアプローチがあると考えていました。そのとおり段階的にやっていけば、正解にたどり着く的な、英語がマスターできる的なものがあると。そういう科学における成功体験で今までずっと来たので、語学学習も同様と考えていたんです。

でもそれは違うのですね。時間を掛けて脳に大量に英語を浴びせるだけでいいんです。自分の脳が喜ぶ(=あくびが出ない)ものを大量に摂取すればいいんです。私の場合は、それが海外ドラマだったってだけ。

だから、自分に英語の才能がないと思っていた昔の自分に「それは違うよ」と言ってあげたい。これが3番目。

師匠(メンター)から釣りを習う子供
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(選外)メンターを作る

実は、もう一つあるんですけど、パンチが弱かったので選外ってことで、「メンターを作る」です。

周りにネイティブ等英語が喋れる人がいる環境にいる人は、そういった人を是非自分の英語メンターにしましょう。メンターになってくれって直接言うのではなく、密かにでも良いので。そして、その人の英語を徹底的に真似しましょう。どんな口癖があるのか、どういった決め台詞があるのか。どういった思考方法で、どうやって英語で話を展開していくのか。どんなdiscourse markerが好きで、よく言うジョークは何なのか。英語だけじゃなく、身振り手振りもそうですよ。五感を使って真似るのです。

そして、目をつぶってもその人の顔と、どんな感じで英語を話すか頭の中で再生できるようになりましょう。もし英語で困ったことがあったら、その人ならなんと言うだろう?と考えられる人(メンター)を作るんです。

ぶっちゃけると、恋人にするのが一番なんですけどね(笑)

私はこのメンターが居たおかげで、英語を話す時や英検のスピーキング試験でも、非常に役に立ったんですよね。タフな質問をされても、メンターだったらどうやって回答するかと想像できたからです。

だから、メンターを作れも当時の時分にアドバイスしたいことだったりします。

と言っても、周りにそんな人都合よく居ないという人がほとんどだと思います。そんな人に私のメンター作り法を教えちゃいます。

なんと、映画や海外ドラマの登場人物を自分の英語メンターにするんです(笑)

実は、上で出した私の英語メンター例は、自分が大好きなシットコム『ビッグバン★セオリー』の登場人物シェルドンやレナードだったんです(笑) 彼らも理系で私と意見があうので、繰り返し(全話を8周)番組を見てるうちに自然とメンターになってしまったんです。目をつぶっていても、彼らの会話が聞こえるようになってきたんです。

ま、このメンターは学校の先生でもいいんですけど、あまりメンターって感じじゃないんですよね。一方通行で教えるだけだし、先生の英語って頭の中で再生できないし(笑)

最後に

ということで、今回は昔の自分へ英語でアドバイスしたい3つ(+α)のことについて語ってみました。

ここまで読んでいただけたのなら、これらは英語に特化してなことが分かるかと思います。結局はどんな言語でも同じだし、特にメンターなんて赤ん坊に対する親みたいなもんですからね(笑)

だから、これらはアタリマエのことを言ってるだけなのかもしれませんね。でも、これが10年経って理解した私の知見だったりするのですよ。

言語学習にsilver bullet(特効薬)はないというだけなのかもしれませんね。

それでは〜