「All In」の意味

海外ドラマ・映画では、「I’m all in」というフレーズがよく出てくるんですよ。all inはギャンブル(ポーカー)で自分のチップを全部賭ける時に使われます。つまり、この勝負に負けたら一文無し、勝ったら大勝利ってわけですね。

例えば、次の『ブレイキング・バッド』では、ウォルターとハンク家が家族でポーカーをしてるシーン。ウォルターが自分のチップを全部出してall inしてくると、ハンクはそれをブラフだと思い、ウォルターのこと嘘つき呼ばわりです(笑)

ウォルター: I’m all in.
ハンク: No, no, no. You bad, bad, bad, horrible liar.
『ブレイキング・バッド』で、ウォルター家とマイク家はポーカーをする
Breaking Bad [Credit: AMC]

比喩的な「All In」の意味

さて、このall inですが、当然比喩的にも使われます。というか、比喩的に使われる頻度のほうが多い気がします。意味は、相手の計画などに乗っかるです。自分(の人生)をチップに見立て、相手のその計画に全部賭けるというニュアンスになるんですね。その話に乗るという感じ。

『GLOW』から

次の『GLOW』では、女子プロレスに参加することを「I’m all in」で言うデビーです。なお、ここのheelはヒールと日本語にもなっている悪役の意味

デビー: I’m all in. But if you want me to be the star, I need a great heel.
『GLOW』で、デビーは女子プロへの参加承諾の連絡をする
GLOW [Credit: Netflix]

『ビッグバン★セオリー』から

他にも、シットコムの『ビッグバン★セオリー』では、20年後の今日また会おうと約束するいつものメンバー。ペニーは「we’re all in」でみんながその話に乗ったことを伝えます。

ペニー: Yup, we’re all in.
レナード: All right, I’ll see you guys in 20 years.
『ビッグバン★セオリー』で、メンバーは20年後にまた会おうと約束する
The Big Bang Theory [Credit: CBS]

さて、このall inですが、不思議なことに手元の辞書に上記意味が載ってないんですよ。

「疲れ果てた」と「(費用が)全部込みの」しか載ってない。

でも、ぶっちゃけそんな意味より、今回紹介した「全賭け」の意味で使われる方が圧倒的に多いんですよね。少なくても海外ドラマでは。「疲れ果てた」なんて一度も聞いたこと無いし、「全部込みの」は時々しか出てこない。それなのに全部賭けのall inが載ってないってどういうこと?って感じ(笑)

ただ面白いもので、意外にこういうことってあるんですよ。海外ドラマで英語勉強した自分からすると当然と思ってるフレーズの意味が、辞書には載ってないってことが。逆に聞いたこともない時代遅れのが載ってたりね(笑) でも、それって素敵なことなんじゃないかな。自分の語彙が辞書と一致するなんてことは当然無いわけですし、少なくとも自分の英語ボキャブラリーが辞書を超えて拡大していることが分かるので。

費用込み込みの「all in」の例

最後に、たまに出てくるall inの「費用全部込み」 の例を『ベター・コール・ソウル』の場面から紹介。

ジミーはテレビコマーシャル制作を地元家具屋に売り込みます。ここで全部含めて費用3,500ドルとall inを使ってますね。ここは込み込みってこと。

ジミー: Now, that is $3,500, all in.
『ベターソールコール』で、ジミーはテレビコマーシャル枠を家具屋に売り込む
Better Call Saul [Credit: AMC]

皆さんは是非英語にall inしてくださいね(笑)

それでは〜