トランプ大統領の「You're Fired」の元ネタがようやく分かった
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トランプ負け
ここ一週間はアメリカ大統領戦の結果が不明で手に汗握って経過を見守っていた人も居たかもしれませんが、ようやく大勢が判明しましたね。バイデンが勝利の模様です。
今回は郵便投票が大量にあったので集計に遅れが出たようです。その郵便投票のマジョリティをバイデン派が占めていたので、選挙集計速報では当初競り合っていたトランプも、郵便投票の票が集計されだすと徐々に差を広げられていったという状況でした。
「You’re fired」がミーム
そんなバイデン勝利の一報が出だすと人々は祝福のメッセージを出すんですが、トランプに対しあるフレーズが繰り返し繰り返し使われたんです。
それが、「You’re fired」。
このfireは火のファイヤーと同じですが、実は動詞で「首にする、解雇する」の意味があるんですよね。だから、You’re firedは「お前はクビ」とトランプに言ってるんです。
でもね、このネタって本当にいろんなところで使われたんですよ。逆に使われすぎているくらい:
次のガーディアンでは、民主主義を擬人化した女性がトランプにクビを通告してますし、
Democracy to Trump: you're fired! – Cartoon https://t.co/rwBX8RadYZ
— The Guardian (@guardian) November 7, 2020
You’re firedのドーナツまで出来てる始末。
The Trump dozen contains several doughnuts with “Trump you’re fired” slogans, two with suitcases that say “don’t come to Canada,” among other things, and one with a caricature of Trump crying.https://t.co/GE96nQI9Sk
— Globalnews.ca (@globalnews) November 8, 2020
USA Todayのニュースでも同じ。
‘You’re fired’: Thousands taunt Trump with his own catchphrase after election loss
ここまで来ると、「You’re fired」には何か元ネタがあると考えるのが自然ですよね。実は、上のUSA Todayのタイトルにそのヒントが隠されています
his own catchphrase
つまり、このYou’re firedはトランプ自身のキャッチフレーズなんですって、なんじゃそりゃ(笑)
You’re firedが使われていた番組とは?
このYou’re firedが過去どこで使われたかですが、正解が次のJimmy Fallonのレイトショーにありました。
状況は、トランプが敗北を認めないということで、トランプに敗北を認めさせるのに誰が適任か?という前置きの上で・・・
若い頃のトランプが扉を開いて入ってきます。
座ってるのは現在のトランプ大統領。いろいろ言い訳をしますが・・・
若いトランプに指を差されて、「You’re fired.」と言われてしまいます(笑)
つまり、元ネタは若い頃トランプがやっていたリアリティーショー「The Apprentice」なんですね。その中で、トランプが参加者を追放するのに使っていたフレーズがYou’re firedだったというわけ。
最後に
それが数十年経って自分自身に向けられるとは、当時は思いもよらなかったでしょうね。そう考えると、数奇な運命の気もしてきます。
いずれにしても、今回の例のように人々が繰り返し使うものは裏に元ネタがあることがあるので、深堀りしてみると面白いかもしれません。
それでは〜
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