「Blooper」とは?

このブログを訪れてくれる人は、グーグルの解析ツールによると、大まかに2つのグループに分類されます:海外ドラマ好き英語学習者

多分私の役目は、その2つを1つにすることなんじゃないかと思ってます。つまり、海外ドラマ好きの皆さんに英語の良さを伝え、英語学習者の皆さんには海外ドラマを見れば英語の勉強になることを伝える。

このミッションは通常同時に達成することは難しいんですが、今日はそれが可能なネタを見つけました。それが「blooper」、いわゆるNGのことですね。海外ドラマのネタを使って英語を勉強できるんです(笑)

この「blooper」は、YouTubeなんかで検索してもらえると、ものの見事にたくさんヒットします。試しに皆さんの好きな海外番組のタイトルを含めて一緒に検索してみて下さい。大量のNG集が出てきて、普段見られない役者の姿が垣間見えたりしますよ(笑)

「Blooper」の語源

さて問題は、なぜNGがBlooperと呼ばれるかですが、以下の記事にその説明がありました:

Blooper

The term “blooper” was coined by pioneering TV producer Kermit Schafer in the early 1950s when he began releasing a series of best-selling record albums compiling audio of mistakes from radio, film and TV (most of which were recreated for the records). Schafer’s original definition of blooper was “Unintended indiscretions before microphone and camera”

「blooper」という単語はテレビプロデューサーのKermit Schaferによって1950年代初頭に作られた、彼がラジオ・映画・テレビの音声上のミスを集めたレコードアルバムを発売し始めた時に。Schaferの元のblooperの定義は、「マイクやカメラの前での意図しない過ち」だった。

つまり、彼が音源でのNG集を販売した時に、そのアルバムをbloopersと名付けたんですね。それが元で、NGをBlooperと呼ぶようになったとのこと。

それでは、なぜ彼はNGをBlooperと命名したのでしょうか? それはbloopという動詞に秘密がありました:

bloop

a short low-pitched noise

短い低音のノイズ

New Oxford American Dictionary

つまり、セリフなんかをミスった時に共演者が思わず吹き出してしまう「ぷ」「ぶっ」って音を指していたんですね。そこから、

blooper = 周囲をbloopさせるもの、ヘマ・NG

ってことになったんです。なんだ、オノマトペじゃないですか。

『ストレンジャー・シングス』のNG集から
Stranger Things [Credit: Netflix]

これはかなり納得できる気がします。だって、当初のNG集はレコードだったわけですから、音が最も重要な要素だったわけだし。

そこから転じて、今ではテレビ番組や映画上の様々なミスをblooperと呼ぶようになっているとのことです。なんでも、脚本の設定ミスや小道具の置き間違えなんかもそう呼ばれるということで、そこは日本でのNGよりも幅広い意味を持ってしまっているようですね。

「Blooper」のお供に卑語「Fuck」

ちなみに、YouTubeに上がっているBloopersを見てみると、役者はblooperをした時に決まってある英単語を発声してます。

それが、「Fuck」(笑)

くそ、畜生」と苛立ちを表しているのでした。fuckはテレビ業界的には放送禁止用語にもなってたりもするので、本番では言えないfuckを連発してる姿はなかなか面白かったりもします。

野球界での「Blooper」

もう一つちなませてもらうと(笑)、辞書を見ると、野球用語でも「blooper」というのがポテンヒットとして出てきます。そちらは、テレビ業界の上記blooperが最初にできた後、それが野球界に入っていったのが正しい時系列順とのことでした。今回調べていて分かったことです。

最後に

以上まとめると、テレビ業界でNGを表す「blooper」は、共演者が「ぶw」っと吹くオノマトペが語源ということですね。blooperは見ていて楽しいので、好きな海外番組の物を探してみると良いと思います。意外な役者の一面が見れたりしますよ。それでは〜