「Don't be a Baby」と「Don't be Such a Baby」の差は?
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「Don’t be (such) a baby」の意味
「Don’t be a baby」というフレーズがあります。意味は比喩的に「赤ちゃんになるな=泣き言を言うな、大人になれ」という非難のニュアンス。
これにsuchが付いた「Don’t be such a baby」というフレーズも同様に出てきます。こちらの意味も殆ど同じ。
でも、そこにはかすかな違いがあるんです。suchの意味は「そのような」ですよね。だから、suchが付く場合は、眼前の人が赤ちゃんみたいに既になってるか、なりかけている。少なくても発言者的には赤ちゃんの領域に入っていると見做しているって感じ。その一方、Don’t be a babyだと、その前段階。このままだと赤ちゃんになりそうな前兆があり、事前警告してる雰囲気ですね。
ただ、リアル世界だとこんな些細な違いなんて無いに等しいのです。
以下、海外ドラマから両者が使われている場面を見繕ってピックアップしますが、かなり微妙な境界線なのが分かります。
Don’t be a Baby
『グッド・プレイス』のチディが工具が怖いと言い出すと、後ろに居たジャネットは即座にDon’t be a babyですね。このままだとチディが泣き言を言い出すと感じ、先回りで釘を差します。
ジャネット: Don’t be a baby. It can’t hurt you.
次の『フレンズ』のシーンは、モニカがバーゲンのウェディングドレスを買おうとしてるところ。助っ人で付いてきたレイチェルが人混みで押されたことで不平を言うと、Don’t be a babyとピシャリ。お目当てのドレスを買うまでは泣き言は許さない雰囲気です(笑)
モニカ: Don’t be a baby!
Don’t be Such a Baby
『名探偵モンク』では、最初のエピドードからモンクとシャローナの掛け合い。シャローナがデートでモンクの夕食(チキンポットパイ)を作れないことに不満を漏らすモンクに、Don’t be such a babyとシャローナ。ここでは、モンクが本当に子供のように振る舞っていますね。
シャローナ: Don’t be such a baby. My 11 yearold kid can bake a chicken potpie.
最後は再び『フレンズ』から。ロスが電話を専有して、友達からの連絡を受け取れなかったモニカはロスにガミガミ苦情を言います。それをDon’t be such a babyとロスは言いますが、モニカは私は赤ちゃんではない、赤ちゃんなのはお前だと喧嘩です(笑)
ここもsuchが付いているので、ロスがモニカをbabyであると既に見做していて、モニカはそれに反論してるんですね。
モニカ: I’m not a baby. You’re the baby.
最後に
以上のような感じで、この2つのフレーズは海外番組で出てくるのですが、そこにある違いは結構微妙ですよね。suchがあると既に赤ん坊になっていると響くので、ちょっと辛辣。だから、最後の例のモニカは怒ったわけです。
でもやっぱし、赤ちゃんの定義は人それぞれなので、線引きは微妙かなー。
今回は、「Don’t be (such) a baby」というフレーズがあることだけ分かっていただければOKだと思います。それでは〜
「Hero」だと?↓
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