Thing, Thing, Thing:英会話での「Thing」の意味全部紹介
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「Thing」を制す
Thingは学校で「もの、事」の意味で習いましたが、日常の英会話ではそれを超えた幅広い意味も持っている超重要な英単語の一つです。
thingを制するものが英会話を制す
と言っても過言ではないくらい(嘘です(笑))
このブログでは、今までもthingにまつわるフレーズをかなり多く紹介してきましたが、今回はそれらを一挙にまとめて、日常会話で出てくるthingの意味を、全てこの記事一つで紹介します。
なお、下に出てくるthingの意味は頻度においても英会話をしてれば自然と出てくるものばかり。英語のテストには出てこないのかもしれませんが、この際全部覚えていって下さい。あとになって私に感謝するはずですよ?!。
もの・事のthing
といっても、基本の「もの・事」が普通に出てくることに間違いありません。ここでは、よくある「one thing, another」という基本パターンを2つ紹介します。
one thing led to another / いろいろあって
まず、話の途中を省略する時のone thing led to another。一つのことから、ストーリーが色々派生した感じですね。
以下の『プリズン・ブレイク』のシーンは、刑務所に収容されているアブルッチに外部から連絡が入るシーン。One thing led to anotherと言われたもんだから、思わず「死んだのか?」と推測するアブルッチです。
アブルッチ: What, he’s dead?
A is one thing, B is another / Aはそうだが、Bはまた別の話
次はA is One Thing, B is Anotherのパターン。AとBは別のものと言ってるんですね。
以下の『The 100/ハンドレッド』では、病院を開くことと、農場の生存者を病院に運び入れることは別の話としています。同じ労力で成し遂げられるものではないんですね。
このように、one thing とanotherはよくくっつくので、テストの穴埋め問題とかに出てきたら、ラッキーと思って下さい(笑)
thing(thingy) / 〜ってやつ
もう一つ、thingには正式名称がわからないものを指しても使われます。通常○○ thingとして、そのものを指します。この場合は、thingyという使われ方もしますが、意味は全く同じです。例えば、男の私が女性が髪を束ねるやつ(thing)の名称を知らないので、hair thingと言ったりするのが典型的パターン。
次の『フォーエバー ~人生の意味』では、ルーターのことが分からないジューンがInternet thingと呼んでいます。このように、thingの前に何に対するものか名詞が付くのが通常です。
thing / 特別な思い・気持ち
恋心
最初は人への特別な思いのthing。結局feelingやloveってことです。このパターンの時は have a thing for としてよく出てきます。
次の『ビッグバン★セオリー』では、レナードがペニーの元カレについて突っ込む場面。「still might have a thing for」で、まだ特別な思いがある(=好き)とthingを使っています。なお、ここの"friend" friendのように同じ単語を繰り返すのは、英語の日常会話ではよくある言い回し。
特別な感情
こっち場合のthingはモノや人に使われ、なにか特別な感情を持っていることを示唆します。必ずしも好意ではないのが上のthingとの大きな違いです。
例えば『名探偵モンク』では、歯医者にthingがあるとするモンクに、助手のナタリーが「あなたは何にでもthingがある」と突っ込む場面。これは非常にうまい返し。というのも、モンクはOCD(強迫症)でいろんなことを気にするので、どんなものでもthingがあるというのは全くその通りなんですね(笑)
ナタリー: You have a thing about everything.
thing / 得意なもの
他にもthingには、my thingという言い回しで、自分の得意とするものを言うことができます。これも、thingで特別さを醸し出しているのが分かりますね。
『コブラ会』では、ミヤギ道空手のダニエルがバランスをmy thingと言ってました。つまり、彼が得意とするものなんですね。なお、実際は・・・
ダニエル: Balance is my thing.
become a thing / 流行・現象になる
またthingにはあることが繰り返し行われることを指すこともできます。日本語では通常流行とか現象・習慣と訳されます。
感覚的な説明をすると、最初は何もなかったのに、何かが繰り返し行われるようになるんです。つまり、それがある地域・グループで習慣化・現象化される。それがthing。
このもっとも分かりやすい例が、いじめです。最初は何もないのに、クラス全員である特定の子をからかうようになるんです。そしてそれが習慣化し、最終的にクラス全員のthingになるんです。
他にも、コロナ以前はマスクに偏見があった欧米では、コロナ禍でマスクをするのが習慣化されています。これもthingになったんですね。以前は何もなかったのに、みんなするようになったというワケ。
このthingはbecome a thingとして海外ドラマによく出てきます。
次の『マーベラス・ミセス・メイゼル』では、公演を終えたミッジの元にサインを求めるファンが現れるようになった場面。それをマネージャーのスージーはthingになったと言います。つまり、サインを求められることが日常茶飯事になったのです。
the thing is… / 要点は、実は
thingは話をまとめたり、導入にも使われます。この時は the thing is… というパターンですね。
次の『ブレイキング・バッド』では、ハンクに個別に情報提供する証言者が現れたことをthe thing is… でゴメスは言います。サラマンカのチンチンおじちゃんですけど(笑)
thing / 人・子
最後は、thingなのに人を指すパターン。可哀想な子供なんかを指す呼びかけとして登場します。
『アップロード ~デジタルなあの世へようこそ~ 』では、風邪を引いて鼻水が止まんない男にpoor thingです。ここのawはいたわりの気持ち・愛情を表す表現ですね。
最後に
といことで、これが日常会話で出てくるthingのほぼ全てです。これさえ抑えておけば、海外ドラマは全く問題なく見られるでしょう。
こういったthingの意味は本当に大量に出てくるので、実は海外ドラマを英語で見ていれば自然と覚えてしまうものなんですけどね。
海外ドラマを英語で見ることを是非とも皆さんのthingにしてみて下さい。それでは、また〜
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