英語「Vigil」の意味を海外ドラマの実際のシーンで確認
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「Vigil」の意味とは?
「vigil」って日本ではあまり馴染みがない活動かなと思い、今回取り上げてみます。
というのも、wikipediaでこの英語のvigil(ビジル)に対応する日本語のページビジリア⤴️を見ても、宗教的・儀式的なものしか載っていないんです。 具体的には、家族が死んだ通夜で寝ずに一晩明かすとか、宗教的な特別イベントの前夜に儀式を行うという意味でのvigilだけだったんです。
もちろんその意味もあるんですけど、海外ドラマだと、宗教的な「vigil」ってまず出てこないんですよね。自主的に人が集まって、一晩過ごす抗議活動(寝ずの番)や、故人を偲ぶってのがほとんど。
vigil
ある大義を支援するための静かなデモ。
A quiet demonstration in support of a cause.
海外ドラマでの「Vigil」
そこで、海外ドラマではどんな感じでvigilが行われてるか、いくつかシーンをピックアップしてみます。
デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~
まず『デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~』からは、故人を偲ぶ系のvigilです。この例のように、vigilと言えばロウソクですね。というのも、一晩過ごすので明かりがどうしても必要なのです。そして、食事も必要ですね。長時間に渡りますので。ちなみに、ここでは電気ロウソクを使ってました。あと、浜辺でやってるのも一味違います。
![Dead to Me [Credit: Netflix] 『デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~』で、vigilが砂浜で開かれる](dead-to-me-vigil.webp)
コミ・カレ!!
次は『コミ・カレ!!』でのvigilです。ここは南米で記者が口封じに殺されたという設定で、それに抗議する学生たちという場面。一人ひとりロウソクを持ち、口にはテープを張って、言論統制は許されないという雰囲気。このように、vigilは平和的なのも特徴ですね。街に出て練り歩いたりはしない感じ。
![Community [Credit: NBC] 『コミ・カレ!!』で、活動家が暗殺され学生はvigilを行う](community-vigil.webp)
メンタリスト
お次は『メンタリスト』で、子を失った両親がvigilです。近所の人や友達が集まっていますね。故人を偲ぶ祭壇(shrine)も、このパターンではおなじみの光景です。
![The Mentalist [Credit: CBS] 『メンタリスト』で、子を失った両親がvigilを行う](the-mentalist-vigil.webp)
スーパーガール
次はvigilが始まったばかりでまだ明るい『スーパーガール』の場面。ロウソク持ってる人は一人もいませんが、故人の写真などを持ってるみたいですね。故人の場合は花を飾るのもおなじみ。
![Supergirl [Credit: CBS] 『スーパーガール』で、故人を偲んでvigilが執り行われるが、その最中に戦闘になる](supergirl-vigil.webp)
最後に
結局、以上のような静かな抗議集会が「vigil」なんですね。
ところで、これって日本にあるのかな? 個人的に無い気がするんですよね。抗議とかやるにしても、基本は日中のはず。そしてたまにハンストで泊まり込む人がいるけど、あれはvigilではないし・・・。もしかしたら、日本のどこかでやってる人はいるのかもしれないけどね。
海外ドラマで出てくる別パターンのvigilも紹介してこの記事を〆ましょう。
それは、登場人物の一人が生死をさまよう怪我等で入院をして、主人公が病室で一晩明かすパターン。あれも、vigilと呼ばれていますね。寝ずに見守るってところからなんでしょうけれど。結局最後は看病する側が寝入ってしまい、朝逆に患者に起こされるのがお約束です(笑)
それでは、また〜
祭壇という意味での「shrine」↓
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