「Let’s Get This Party Started」の意味

「Let's get this party started」は直訳すると「このパーティーを開始しよう」と言う意味になることからも分かる通り、パーティーをスタートする際の掛け声ですね。通常、パーティー主催者なんかが言うのでおなじみです。

『フレンズ』では、誕生日パーティーをホストのレイチェルが開始してました:

レイチェル: Okay. All right. Everybody, let’s get this party started, huh?
『フレンズ』で、レイチェルは誕生日パーティーを開始宣言
Friends [Credit: NBC]

パーティー以外にも、始める時に

面白いのは、このフレーズ「Let’s get this party started」は、パーティー以外のイベントに対しても使われる点。何かお祭り騒ぎ的なイベントをパーティーに例えるんですね。

次の『クィア・アイ』ではファブ5が依頼人に会ったところ。これから依頼人を変身させる仕事の開始を「Let’s get this party started」で言ってます。

ジョナサン: I love it! Let’s get this party started.
『クィア・アイ』で、依頼人と対面したファブ5は仕事に取り掛かる
Queer Eye [Credit: Netflix]

アニメの『カルメン・サンディエゴ』でも、ホワイトハッカーのプレーヤーが、モニターの前で「Let’s get this party started」です。カルメンの補助という仕事を開始するんです。

Let’s get this party started.
『カルメン・サンディエゴ』で、プレイヤーはカルメンを助けるためハックを開始
Carmen Sandiego [Credit: Netflix]

パーティーなので、何が起こるかわからない・ワクワクドキドキ楽しい感じに響くんですね。もちろん文脈依存なので、マッド・サイエンティストが人体実験開始を「Let’s get this party started. ふふふふ・・・」で言えば、視聴者にはちょっと恐ろしい響きになります。

「Let’s Get Started」にすると

ところで、this partyを抜いて、単に「Let’s get started」にしたらどうなるでしょうか?

その場合は、目的語なしで単に「始めよう」と言ってるだけですね。

『GLOW』では、サムが女子プロの試合開始をこのフレーズで言ってます:

サム: All right. Let’s get started.
『GLOW』で、サムは女子プロのショーをスタートする
GLOW [Credit: Netflix]

最後に

以上、今回は英語っぽい表現の「Let’s get this party started」について見てみました。やはり、パーティーでないものに対し使われると、ユーモラスな響きになりますね。

例えば、英検の受験会場で、試験監督官が時間になって「Let’s get this party started」って言ったら面白そうです。というか、私なら吹き出す自信があります(笑) それでは〜