2020年クリスマス早朝のナッシュビル爆破事件と海外ドラマ『V』
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ナッシュビル爆破事件
2020年12月25日、クリスマス当日朝。夜が明け空が青くなり始める時間帯。場所はアメリカはテネシー州ナッシュビル。コロナで外出する人も居ない静かな早朝の街を銃撃音が響き渡ります。何事かとアパートの窓から恐る恐る外を眺める住民。そこには不審なキャンピングカーが止まっており、スピーから大音量で何やら聞こえてくる様子です。
耳を澄ますと、機械的な女性の声で
この地区全てのビルの住民は直ちに避難しなければならない。このメッセージを聞いたなら、今すぐ避難せよ
All buildings in this area must be evacuated now. If you can hear this message, evacuate now
と避難を促すメッセージが静寂の街に鳴り響きます。メッセージの合間にはペトゥラ・クラークの『恋のダウンタウン』が流れてくる不気味さ。
そして、6時15分になると、15分のカウントダウンが急遽始まるのです。
不審に思い警察に電話する住民も現れ、周辺に警察官が集結。爆弾処理班も到着します。とその時、6時半でカウントダウンがゼロになった瞬間、大爆発が起こったのでした。
これが、去年の12月25日クリスマス当日朝に起こったテネシー州ナッシュビル爆破事件⤴️。こうしてみると、まるで海外ドラマや映画の冒頭シーンから抜け出たかのようです。事実は小説より奇なり。このニュースは世界を震撼させました。
この事件はアメリカ全土を恐怖と不安に陥れます。あと一ヶ月で政権が交代する政治的不安定の中起きたのですから当然です。そして、クリスマス当日というタイミング。何らかのメッセージ性が込められているのは間違いないはず。犯人はどこのテログループか、犯行声明は? 次のターゲット地はどこか? さまざまな情報が錯綜しますが、これといった情報は全く出てこないのです。
しかし、数日後、当局から意外な情報がもたらされるんです。あの爆発現場に人体の一部が残って居たというんですね。あの時、あのキャンピングカー内に犯人が居たのです。つまり、犯人は自爆犯だった!? そしてキャンピングカーの所有者を辿って容疑者Anthony Quinn Warnerにたどり着くんです。
そして、ここで驚くべき事実が判明するんですよ。あろうことか、この人物は爆弾を作ってる危険人物として、元恋人や弁護士から当局へ調べるよう1年以上前から要請があったというのです。しかし、警察官がこの容疑者宅を訪ねても留守だったため、そこで調査は終了してしまっていたんですね。何という手抜き捜査。
それでは、次に気になるのがこの容疑者の犯行動機です。そもそも、なんのために爆発させたのか。それもすぐに浮かび上がってきます。この人物はConspiracy Theory(トンデモ理論)に夢中になっていたというんですね。実際、この容疑者が爆弾を爆発させる前に自分の考えをまとめた書類を外部へ送っているんですが、その内容がヒト型爬虫類が人類に紛れ込んでいるというもの(笑) 結局のところ、電波な人だったんですね。
しかし、ネットユーザーはこれに目ざとく反応します。というのも、ヒト型爬虫類のトンデモ理論は人々の頭にとある海外ドラマを呼び起こさせたからです。上記クリップのコメント欄には・・・
- Lizard people hiding in human skin? Watched way too much “V” back in the 1980s.
- So basically the 1980’s show V.
- Aren’t Lizard People real? I saw them in V. That was on the television.
海外ドラマ『V』
この『V』というのが、今回紹介したい海外ドラマなのです。
実は私はこの『V』というドラマが昔大好きだったんですよ(笑)
小学生の頃の話だと思いますが、あの当時週末の夜10時とかに海外ドラマを放送する枠があったんですよね。『特攻野郎Aチーム』とか『ナイトライダー』とか放送してました。私は子供心にそれをめっちゃ楽しみにしていたんです。もちろん、その当時は英語はわからないので、吹き替えの日本語で聞いていました。そんな中、『V』という海外ドラマの放送がスタートしたんです。
そのオープニングに子供ながら度肝を抜かれます。というのも、いきなり宇宙船が現れたからです。
宇宙船から降り立ったのは、美人の女性司令官ダイアナ。小学生の自分はこのダイアナがめっちゃ好きだったのです(笑)
この宇宙人達は友好的で、自分たちを「ビジター(Visitor)」と名乗り、地球には資源を分けてもらいに来たと言い、技術提供と地球の資源でバーターを開始します。
しかし主人公によって、仮面の下が爬虫類と判明します。CGもないので、今の技術からするとしょぼいですね。でも、当時はすごく怖かったのです(笑)
地球各地で地下反乱軍が結成され、ビジターに立ち向かいます。
合言葉は「V」、「Victory」です。さて、どうなるのか? 遠目には、ガンダムのシャア・アズナブルに見えるビジターのポスターです(笑)
こうしてみると、ネットユーザーがナッシュビルの爆発事件でのヒト型爬虫類からこの海外ドラマ『V』を思い出したのも必然でしょうかね。私は、そのネットユーザーのコメントで小学生時代の自分を思い出してしまいました(笑)
最後に
あの当時から英語を勉強していればもっと早く色々出来たのにと思う反面、当時の副音声の英語だけを聞いても全く理解できなかったことは確かですので、英語字幕が利用可能になり英語を格安で勉強しやすくなった現在の環境に改めて驚かざるを得ません。
それでは〜
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