本当に事が起きた時のThis is Not a Drill / これは訓練ではない
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drillは以前You know the drillというフレーズで紹介したように訓練の意味があります。
だから、今回紹介するフレーズThis is not a drillは「これは訓練ではない」という意味ですね。使われるときは、訓練してたことが実際リアルで起こってしまった時です。
例えば、学校が火事になったとして
火災発生、火災発生
This is not a drill
繰り返す、This is not a drill
とか全校放送するのが典型的な使われ方。
もちろん、実際訓練していなくても、このフレーズを言うことで状況が深刻であることを表すことも出来ます。
次の『フレンズ』では、モニカが結婚式に神父が現れないのをthis is not a drillで言ってます。当然、神父が現れない訓練なんて事前にしてませんが、冗談ではないと言ってるんですね。それは続くフレーズWe have a situationからも分かります。
![Friends [Credit: NBC] 『フレンズ』で、](friends-this-is-not-a-drill.jpg)
『HOMELAND』ではCIAのサーバに何者かが侵入したようです。全ての書類をincineration(焼却)とはなかなかの処置ですね。最近、Solarwindsというサーバ管理アプリ会社のOrion製品が脆弱性を突かれて、大変なことになってました。アメリカ政府がその製品を使っていたので、情報が外部にだだ漏れだった。もしかしたら、『HOMELAND』のように実際incinerationの指示があったのかもしれませんね(笑)
![Homeland [Credit: Showtime] 『HOMELAND』で、CIAのサーバーにハッカーが侵入する](homeland-this-is-not-a-drill.jpg)
最後の『ヒルダの冒険』からは、ヒルダの書いたエッセイが優秀で表彰状を受ける場面。信じない母親に、ここでは面白おかしくThis is not a drillと言う女性隊員です。つまり、訓練ではなく本当だと言うわけです。
![Hilda [Credit: Netflix] 『ヒルダの冒険』で、ヒルダのエッセイが表彰される](hilda-this-is-not-a-drill.jpg)
ということで、今回はThis is not a drill(これは訓練ではない) を見てみました。
訓練というのは通常退屈でつまらないものですが、実際事が起きてしまった時のことを考えるとその悪影響は計り知れないので、やはり訓練であることに感謝する必要があるのかなと感じますね。次の避難訓練は絶対真面目にやろう・・・(笑) それでは〜
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