『グッド・プレイス』って番組

コメディ『グッド・プレイス』は死後をテーマにしたコメディ。この番組では、人は死んだ後天国・地獄的な「グッド・プレイス」か「バッド・プレイス」に送られるんだけど、生前の行いが全て点数化されていて、その総得点で送り先が決められるという仕組み。

『グッド・プレイス』で、死んだ人の点数が集計される
The Good Place [Credit: NBC]

番組では、本来「バッド・プレイス」に送られるべきエレノアが「グッド・プレイス」に送られてしまったがために、事態は動き出すのだけど・・・詳しくは本編を確認してみて下さい。

『グッド・プレイス』のポイントシステム

この「何かをするとポイントが貯まる(減る)」というのは、昨今の現世でのポイント地獄(天国?!)を痛烈に批判してるんでしょうけど、現世にいる我々にとっての問題は、何をすればポイントが貯まって、天国こと「グッド・プレイス」へ行けるかですよね?(笑)

実は『グッド・プレイス』の番組冒頭で、アーキテクトのマイケルからパワポで説明されるんです。ただ、英語で且つすぐに場面が転換されるのでほとんどの人は見逃すはず。私も最初見た時は見逃してた。だから今回高解像度で視聴して、どういった行為が高ポイント(マイナスポイント)なのか調査して、ベスト5(ワースト5)を選出してみたいと思います(笑)

『グッド・プレイス』で、地球での各行為に対する点数
The Good Place [Credit: NBC]
『グッド・プレイス』で、地球での各行為に対する点数
The Good Place [Credit: NBC]

ベスト5

1位(814292.09pts):奴隷制を終わらす

2位(250902.81pts):難民家族を世話(5人、シリア、3年間)

3位(87394pts):生涯収入の16.36%を匿名でチャリティに寄付

4位(31336.4pts):州外の災害地に駆けつけ救援活動

5位(9854.1pts):完全菜食主義について自発的に語りださない

堂々の1位は「奴隷制を終わらす」でした、って誰も出来ないよ(笑) 番組内では歴代米国大統領で「グッド・プレイス」に来れたのはリンカーンだけ、と言うところで繋がっていますね。

マイケル: Uh… every US President, except Lincoln.
エレノア: That sounds about right.
『グッド・プレイス』で、グッド・プレイスに来れたのはリンカーンだけと述べるマイケル
The Good Place [Credit: NBC]

なお、難民家族を世話がポイント付きすぎでお得感。「グッド・プレイス」に行きたい人は狙い目かもしれません。

ワースト5

1位(-433430.25pts):集団虐殺を実施

2位(-4010.55pts):川を汚染

3位(-824.55pts):NFLのコミッショナーになる

4位(-731.26pts):セクハラ

5位(-105.37pts):ニューヨーク・ヤンキースを応援

挙げられた中では「集団虐殺」が第一位でした。でも、難民家族2世帯でお釣りが・・・(略) NFLやヤンキースネタは、番組制作者のお遊びでしょうかね。

選外佳作(Honorable Mention)

ちなみに、もっとも0点に近いプラスはなんだろうと調べたら、女性が260万回も行いながら1941.01ptsしか貰えなかった

self-monitored potentially nauseating mouth-sounds while chewing

がありました。日本語訳は、自己監視(self-monitored)、potentially(可能性がある)、nauseating(吐き気を催す)、mouth-sounds(口の音)、while(間)、chewing(咀嚼)。つまり、食事中にクチャクチャ咀嚼音を立てないようにするってこと。このポイントが1回につき0.00075ptsとすこぶる小さいのでした(笑) 咀嚼音への意識は文化の違いですけど、おもしろいですね。

それでは〜