「Anecdote」の意味

anecdote」には「逸話・説話・微笑ましいエピソード」の意味があります。多分、英検準一級くらいの語彙だと思います。

『メンタリスト』では、リグスビーは犯罪者を連行する際にチョウに叔母が飼ってる猫の名前の話をします。「Percy」と喉を鳴らすpurrを掛けて「Purr-cy」と命名したというanecdoteです。

リグスビー: My aunt had a cat. Little Charlie Manson with fur. Percy he was called. Get it? Purr-cy. Interesting anecdote.
『メンタリスト』で、リグスビーは叔母が飼ってる猫の名前の話をする
The Mentalist [Credit: CBS]

ネット上での議論での「Anecdote」

ただ、この「anecdote」や、形容詞形の「anecdotal」が、ネット上の掲示板等の議論の場で結構よく出てくるんですよ。しかも、「逸話・説話」とちょっと違うニュアンスなんです。

例えば、相手が持ち出した例に反論する際など:

A: うちの父親は、子供の頃毎日牛乳に納豆と卵を入れて飲んでたら、身長が2m越したんだよ!

B: でも、それって「anecdote」でしょ。

という感じ。

あとは、上記例のような「anecdoteでしょ」と相手に突っ込まれるのを事前に回避するため、

これはanecdotalなんだけど・・・

とコメントを始めるパターンも多いです。

そこで辞書を見てみると、なんと「anecdote」には科学的ではないというニュアンスが入っているんですね:

anecdote

An account which supports an argument, but which is not supported by scientific or statistical analysis.

議論を裏付ける報告、しかし、科学や統計的な分析には支持されていない

だから、ネット上での議論などで、個人の経験に基づく事例を出す時に「anecdotal」とかツッコミが入るのかと納得した次第です。

redditでの「Anecdote」

多分、redditでの実際の「anecdote」の例を出せば、ネットでよく使われるのは納得されると思います。

『ビッグバン★セオリー』での「Anecdote」

なお、この科学的でない「anecdote」の例を海外番組で探していたら、シットコムの『ビッグバン★セオリー』に適切な場面がありました。

レナードとシェルドンが喧嘩するエピソード。レナードがシェルドンの理論を「anecdote」と言ってから「not science」と一刀両断します。anecdoteとnot scienceが比較されるのは「逸話・説話」の意味しか知らないとちょっと違和感ですが、anecdoteに「科学的でない」ニュアンスがあることを知った今なら適切なのが分かります。

なお、その後のシェルドンの「anecdote」は、ニュートンの頭にりんごが落ちたという「逸話・説話」の意味のanecdoteになってますね(笑)

レナード: It’s just an anecdote. It’s not science.
シェルドン: Oh, I see. It was the apple falling on Newton’s head. Was that just an anecdote?
『ビッグバン★セオリー』で、シェルドンとレナードは共著論文のことで喧嘩する
The Big Bang Theory [Credit: CBS]

最後に

今回はネット上での議論で頻出する「anecdote」に「科学に基づかない」というニュアンスが入っていることを見てみました。ネットの議論が好きな人なら、もう既に何回も出会っている用法だと思います。

なお、私はこのブログで、英語勉強は海外ドラマ視聴で十分を主張しているんですけど、いかんせん私の個人体験談なので「anecdote」なんですよね。高校生で、海外ドラマを英語で見始めて、大学2年生あたりで英検1級取ってくれる人がたくさん出てくれると嬉しいのですけど(笑)

それでは〜