誰もが一つは持っている「Guilty Pleasure」の意味とは?
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「Guilty Pleasure」の意味
guiltyは罪の意識・罪悪感。そしてpleasureは楽しみ。そこから、「guilty pleasure」は後ろめたく人には恥ずかしくて話せない自分の楽しみの事。例えば、就寝前に食べてしまうアイスクリームや、爪を噛むこと、飴玉を噛んじゃうこともあるかも。あるいは、低俗で世間では非難されているテレビ番組を実は楽しんでいるとか、人には胸を張って話せない楽しみのことですね:
guilty pleasure
(イディオム的)喜びをもたらす何か、しかしタブーでおすすめされなく、低俗と見なさる。
(idiomatic) Something that brings pleasure but is considered taboo, unadvisable or lowbrow.
これを英語では「guilty pleasure」とたった2語で言えるんですけど、日本語だと適切な訳がないような気がします。
『glee/グリー』の「Guilty Pleasure」回
ミュージカルドラマ『glee/グリー』に、この「guilty pleasure」についてのエピソードがあったので紹介。
サムが学校の食堂でマカロニを盗んでいたのを見たブレインは、お金を寄付しようとします。しかし、サムがマカロニを盗んでいるのはお腹が空いていたからではありません。芸術のためだったのです(笑) 一番右は『ベストキッド』
サム: They’re my guilty pleasure.
拡大すると、マカロニを詰めて絵を描いているのが分かります。これがサムのguilty pleasure。人様には言えないけど、個人的に密かに楽しんでいることなのでした(笑) でもさ、別にマカロニ盗まなくてもいいじゃんw
しかし、攻守一転。ブレインのguilty pleasureを聞き出すサムなのでした。ブレインは持ってないと言いますが、誰もが一つは恥ずかしさのため認めることを拒否するものがあるとします。guilty pleasureの定義ですね。
サム: Okay, you’re lying. Everybody’s got that one thing that they like that they’re so ashamed of that they refuse to admit it to anybody.
なお、この『glee/グリー』のエピソードのタイトルは「Guilty Pleasures」で、全編「guilty pleasures」についてです。
他の海外ドラマでの「Guilty Pleasure」の例
GLOW
女子プロレスでだんだん有名になってきたナマポ・クイーンは街角でファンに呼び止められます。そこで、男性に彼女出演の女子プロ観戦をguilty pleasureと言われます。このセリフから女子プロGLOWの立ち位置がよく分かりますね。低俗とみなされているんです。それを聞いた息子は当然のごとくオカンムリです。
ママと恋に落ちるまで
テッドの朝の楽しみはモーニングショーで、司会が朝の新聞を紹介するコーナー。guilty pleasureとします。ただ、ロビンがこの男をデート相手として連れて来くると話は別。
都市を歩くように -フラン・レボウィッツの視点-
最後に、「guilty pleasure」については以前紹介したフラン・レボウィッツが意見を述べていたので紹介します。
彼女にすれば、guilty pleasureは持ってないし、そもそもそんな語彙が存在すること自体が信じられないんだとか。「人々を殺したりしないでしょ」とはフラン・レボウィッツのシニカルな視点。なるほど、彼女に言わせればguilty pleasureと真に言えるのはナチスとかそのレベルなんですね(笑)
最後に
今回は「guilty pleasure」について見てみました。意味は恥ずかしくて他人に言えないような密かな楽しみ。
皆さんの「guilty pleasure」は何でしょうか? 一回考えてみると面白いかもしれませんね。それでは〜
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