英語「Chopstick(チョップスティック)」の語源は漢字?!🥢
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シェルドン: Don’t need chopsticks, this is Thai food.
「Chopstick(箸)」ってなんでチョップ?
英語を勉強し始めると、日本人の我々は割と早く「chopstick」という語彙を習うと思います。というのも意味するのが日本人に必需品の「箸」だからですね。なお、通常2本なのでchopsticksと複数形です。
「チョップスティック? 変なの」と、最初は奇妙な響きと思いながらも、ほとんどの人は「chopstick=箸」と頭に記憶して次に進んでしまうと思います。実際、私もそうでした。
でもさ、そもそも箸はなんで英語で「チョップ」なんでしょうか?
stickの部分は分かりますよね。だって「スティック」って細長い棒のことですから。
問題は「チョップ」です。
以前ヘリコプターが「チョッパー」と呼ばれることについて記事にしましたが、英語「chop」には「切る」という意味がありますね。
でも、箸って明らかに切るのには適していませんよね。どちらかというと、掴むのに最適。
「Chopstick」の語源
そこで、語源を調べたらびっくり。漢字の「快」から由来してました!
chopstick
語源
中国ピジン英語chop(早い)(chop-chopと比較せよ)+棒から。最初の要素は中国語の借用翻訳の筷子 (クァイジ、箸)で、快 (クァイ, 早い)から由来。
Etymology
From Chinese Pidgin English chop (“quick”) (compare chop-chop) + stick. The first element is a calque of Chinese 筷子 (kuàizi, “chopstick”), derived from 快 (kuài, “quick”).
Wikipediaにこの借用翻訳「筷子」について詳しく説明されていますね:
Chopsticks
「箸」に対する中国での標準語は「筷子」である。最初の「筷」は素早くを意味する「快」に竹冠を付けたもの。
The Standard Chinese term for chopsticks is kuàizi (Chinese: 筷子). The first character (筷) is a semantic-phonetic compound created with a phonetic part meaning “quick” (快), and a semantic part meaning “bamboo” (竹), using the radical (⺮).
この「快」を意味する「chop」がチョップスティックの「チョップ」なのでした。素早く使えるってことなんでしょうね。
既に出会っていたこの「Chop」
そして、実は海外ドラマを結構見てる人なら、この素早くを意味する「chop」に既に何回も出会っているんですよね。
ウォルター: Don’t chop-chop me.
なんと「急ぐ」を意味する「chop-chop」と同じじゃないですか! 既に何百回と出会っていたchop-chopとchopstickが全く同じ語源だったなんて・・・
最後に
今回は「お箸🥢」を意味する「chopstick」が、急ぐ時の定番表現「chop-chop」と同じ語源「快」だったことにびっくりして記事にしました。
言語というのが意外なところで繋がっているのに驚きますね。「快」由来の英語は他にもあるのでしょうか? チョップと聞こえたら要注意ですね。
なお、私自身は箸の使い方が下手なので(酷すぎて営業にはなれないと言われたw)、全然「快」じゃないんですけどね。それでは〜
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