犬と猫
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イディオム「Rain Cats and Dogs」三たび

このブログで以前から熱い視線を送っている土砂降りを表すイディオム「rain cats and dogs」。

使われないということで前回記事にしましたが、それから3年半が経ったということもあり、個人的に視聴した海外ドラマ数も5,000エピソードを上乗せしている現状。

そこで、記事第二弾から今までに出てきた「rain cats and dogs」な場面を見ていきたいと思います。

『ママと恋に落ちるまで』で大漁3回

前回からの大発見は、シットコム『ママと恋に落ちるまで』で「rain cats and dogs」が3回も使われていることが判明したこと。脚本家が好きなんでしょうか。

以下、その3箇所を紹介していきます。

天気予報のおじさん

ロビンが出てるテレビの天気予報のおじさんが「rain cats and dogs」を使っていました。かなり年配の人。poodle(プードル)はpuddle(水たまり)に掛けたダジャレですね。そのため「rain cats and dogs」である必然性があります。

Tropical Storm Willie is gonna be with us at least until Monday. It’s gonna rain cats and dogs, foIks. So don’t step in a poodle.
『ママと恋に落ちるまで』で、天気予報
How I Met Your Mother [Credit: CBS]

ロビン

ニュースアンカーのロビンが番組内でハリケーン・ヘクターをどう呼ばされたかリリーが指摘する場面。「furricane」は毛の「fur」と掛かったダジャレで、明らかに上の例と同じ構造ですので、上で出てきた天気予報のおじさんがロビンに言わせた可能性が高い気がします。ロビンが自発的に使ったわけではないですね。

リリー: Robin, what did they make you call Tropical Storm Hector when it was raining cats and dogs?
ロビン: A furricane.
『ママと恋に落ちるまで』で、リリーはロビンのニュースについて言及
How I Met Your Mother [Credit: CBS]

外国人

外国人のおじさんが友達関係を「raining cats and dogs」で言ってる場面が下記。外国人が古臭いイディオムを使うのは定番のパターン。

外国人の男: I’m talking about the one that’s been raining cats and dogs all over this-this, this friendship.
『ママと恋に落ちるまで』で、外国人の男が友達関係を天気に例える
How I Met Your Mother [Credit: CBS]

刑事コロンボの目撃者のおっさん

コロンボが事件当日の天気を目撃者に聞く場面。目撃者は「rained cats and dogs」と回答です。

コロンボ: how hard it rained in town the day that Rangel got killed?
目撃者: Yes, it rained cats and dogs
『刑事コロンボ』で、コロンボが事件の聞き込みをする
Columbo [Credit: NBC]

奥さまは魔女の叔父

サマンサとジョーク大好き叔父アーサーの会話。プードルをどこで見つけたかと聞かれ、嵐の日、raining cats and dogsと答えるアーサー。サマンサはどこかで聞いたことのある「stepped in a poodle」ジョークを言います(笑)

サマンサ: He’s adorable. Where’d you get him?
アーサー: In a thunderstorm. It was raining cats and dogs.
サマンサ: And you stepped in a poodle.
『奥さまは魔女』で、サマンサはジョークを言う
Bewitched [Credit: ABC]

最後に

残念ながら、今回のアップデートでもイディオム「rain cats and dogs」を使っているナウなヤングは見つからず。オヤジギャグの「step in a poodle」ジョークを発見しただけでした。

見つかるその日を夢見て。また数年後にお会いしましょう。それでは〜


そもそも「イディオム」とはなんぞや?↓