「Hot Knife Through Butter」の意味

英語にはテンプレ的表現ってのが色々あるんですけど、海外ドラマを見ていてたまに出てくるのが「hot knife through butter」。

文字通りの意味は「熱いナイフをバターに通す」ですけど、その様子を想像してもらえれば分かるように「簡単に、やすやすと」ってことですね。だって、熱いナイフをバターに通すのって楽勝な感じですから(笑)

実際、Urban Dictionaryでもその意味で載ってました:

Hot Knife Through Butter

手早く簡単であることを表現するのに使われる・・・

Phrase used when describing something that is quick and easy…

だから、次の『SUITS/スーツ』のシーンは「敵はこちらの弁護士のgo through(調査)を簡単にやってしまう、バターに熱いナイフを通すように」というわけです。

ハーヴィー: Mike. This man goes through lawyers like a hot knife through butter
『SUITS/スーツ』で、ハーヴィーはマイクと会話
Suits [Credit: USA Network]

日本人にも結構イメージしやすい表現だと思いますが、いかがでしょうか?

「Hot Knife Through Butter」の実験動画

でもさ、実際のところ、熱々のナイフをバターに入れたらどうなるのかは結構疑問ですよね。本当に簡単なもんなんでしょうか?

世界は広いですね。このフレーズにインスピレーションを得たのか、実際熱々ナイフをバターに入れる実験してる人が世界にはいるのです(笑)

見てもらえれば分かりますが、熱すぎるとジュージュー煙上がって、バターが結構溶けてしまうんですよ。それで汚くなってしまう(笑)

ということは、実用上は熱しすぎてもいけないんですね。

それに、バターを切るのそこまで簡単になってない気もするんです。熱する手間の分、却って面倒くささが増えてませんかね?(笑) そう思うの私だけ?

最後に

今回は「簡単に」を意味する表現「hot knife through butter」の紹介でした。といっても、実際それをやると簡単って感じでもないんですけど・・・。

なお、使われる時は「like a hot knife through butter」とlikeを付けるパターンがほとんどですね。

また、一件だけ「like a knife through butter」とhot無しバージョンもありました。hotじゃなくても切れるのでしょうが、簡単にナイフが入る感じはないかもしれませんね。

日本人なら豆腐を使って「like a knife through tofu」かもしれません(笑)

それでは〜


豆腐に別の意味↓