Yum Good Ramen. This is what Walt and I lived on for, uh, 10 months straight while we were working on our thesis.
『ブレイキング・バッド』で、エリオット
Breaking Bad [Credit: AMC]

英語になった「ラーメン(ramen)」

上記『ブレイキング・バッド』のシーンは、ウォルターと共同研究をしていてビジネスで成功したエリオットのパーティーに、かたや高校の教師ウォルターがラーメンをプレゼントとして渡した場面。視聴者は億万長者にインスタントラーメン渡してウォルター気でも狂ったか?と冷や汗をかきますが、エリオットは昔を思い出して思わずにっこり。

このように、ラーメンはすでに英語になっていますよね:

ramen

  1. Soup noodles of wheat, with various ingredients (Japanese style)(小麦粉の麺スープに様々な具材を入れたもの、日本風)

  2. A type of instant noodles.(インスタントラーメン)

ここで、日本のラーメン屋で食べる「ラーメン」の他に、インスタントラーメンも単にramenと呼ばれていることに注意。なお、「ramen noodle」と呼ばれることもありますね。

刑務所でコロナワクチン接種者へのプレゼント

今回ラーメンを取り上げるわけは、次のニュース記事を読んだから。

US jail offering packs of ramen noodles as incentive to get Covid vaccine

A Washington State jail has come up with an inventive but slightly bleak vaccine incentive, offering inmates ramen noodles in exchange for getting vaccinated against COVID-19.

つまり、刑務所の受刑者の新型コロナワクチンの接種率を上げるため、インセンティブとして接種者にラーメンを提供するとワシントン州はアイデアを考えついたわけです。

なかなか目の付け所が良いと思いますが、日本人として気になるのは、なぜここで「ラーメン」なのかですよね(笑) もちろん、ここでは上記定義での2番のインスタントラーメンのことを指しているんですが(アメリカの刑務所にチャルメラの屋台が来ることは・・・絶対ない(笑))、よりアメリカ的なホットドッグとかもっと他に良さげな食料はありそうじゃないですか。でも、何故かラーメンなんですよ。ほんとなんで?(笑)

アメリカの刑務所とラーメンの関係

実は、アメリカの刑務所とインスタントラーメンは切っても切り離せない関係があるのです。実際、海外ドラマの中でも・・・

ドキュメンタリー『殺人者への道』では、服役中のエイヴリーはラーメンを超過して持っていたことがバレてますし、

he had three minor violations. One was for having an extra packet of ramen noodles.
『殺人者への道』で、エイヴリーは刑務所でラーメンを所持していたことで微罪を犯す
Making a Murderer [Credit: Netflix]

『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』でもラーメンのためにもう働かないと言い出す始末。

We don’t work for ramen no more.
『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』でラーメンのため働かないとする
The Orange is a New Black [Credit: Netflix]

どうも、アメリカの刑務所とインスタントラーメンの間には何かがあるのです。

そしてこの謎について回答してくれるYouTubeクリップが実はあるんです:

簡単に言えば、アメリカの刑務所でインスタントラーメンは通貨としての役割を担っているのでした(笑)

だから、新型コロナのワクチン接種の話に戻ると、インスタントラーメンをワクチン接種者に与えるってことは、ある意味現金を与えるようなものなのですね。これがこの話の背後にある真相なのでした。

最後に

今回はアメリカ刑務所でのインスタントラーメン(ramen)の意味について見てみました。なんと驚くべきことに、インスタントラーメンは通貨的な存在となっているのでした(笑)

なお、なんで私がこんな事知っているかですが、実はVoxの上記YouTubeクリップが公開された時に偶然見たんですよね。それが今や900万回再生されて日本語まで付いているので驚きです。

こんな感じで、YouTubeのクリップといっても、英語学習の枠組みから目を転じれば、様々な有用な動画がありますので、一度検索して見るのも面白いですね。ラビットホールから抜け出られないこと請け合いです(笑)

それでは〜