「Prison Shank」の意味とは?

先日見ていた『ALONE ~孤独のサバイバー~』に面白い語彙が出てきました。参加者が海岸で拾った釘から武器を作ります。そしてそれを「prison shank」と呼ぶんですね。でもここは文明から離れた大自然の中。刑務所ではありません。このshankとは一体何なんでしょう?

I’m gonna use my pink-handled prison shank.
『ALONE ~孤独のサバイバー~』で、参加者はshankを作る
Alone [Credit: History]

実は、海外ドラマが好きな人なら1回は見てると思うんですよ、このshank(笑)

自分が思い出したのは『ブレイキング・バッド』の次のシーン。刑務所の囚人が電話してると突如羽交い締めにされ、数人からメッタ刺しされるのです。

『ブレイキング・バッド』で、囚人が刺される
Breaking Bad [Credit: AMC]

何回も刺す理由

さて、ここで、なんで彼らは何回も刺しているのでしょうか? コメディですか?(笑)

もちろん、実際のナイフ等の武器ではないからですね。それらは刑務所内には持ち込めません。そのため、刑務所内の身近にあるものを代用して(尖らせて)武器を即席で作り、刺す際は致命傷を負わすことが出来ないので何回も突き刺して死を確実なものとしているのです。結構嫌な死に方だと思うのは私だけ?

でも、はたから見るとちょっと滑稽なんですよね、このシーン。集団でチクチク刺すのが・・・(笑)

ということで、正解は、この即席武器のことをshankというのでした:

shank

(スラング) 即席で作った刺す武器、shiv。

(slang) An improvised stabbing weapon; a shiv.

Shivとは?

ついでに、shivの意味も見てみましょう:

shiv

ナイフ、特に通常武器として使われないものから即席で作られた(プラスチック製スプーンや歯ブラシなど)

A knife, especially a makeshift one fashioned from something not normally used as a weapon (like a plastic spoon or a toothbrush).

shankと同じ意味。なるほど、歯ブラシを尖らせて作った即席武器は海外ドラマで見たことあるかもしれません。

TV Tropesでのお約束「Sinister Shiv」

テレビのお約束を集めたTV Tropesにも、この即席武器の記事がありました:

Sinister Shiv

刑務所と言うのは社会が提供する他ない最悪で満たされた残忍な場所だ。とすると、視聴率を上げるために、この暴力の本質を視聴者に強調する最適な方法はなんだろう? もちろん、ある不特定の男が肝臓を尖らせた歯ブラシで刺され、床の上に血を出して死ぬ場面を見せることだ。

おめでとう。君はちょうどshivvingが行われた場面を目撃したのだ。

Prison is a brutal place filled with the worst that society has to offer. So how best to emphasize this violent nature to the viewers to draw big ratings? Show some random guy get stabbed in the kidneys with a sharpened toothbrush and left to bleed to death on the floor.

Congratulations, you just witnessed a shivving take place.

ということで、刑務所内での弱肉強食の世界をテレビの前の茶の間に見せるために、このshivvingのシーンが使われるとのことです。

最後に

今回は「shank」という海外ドラマを多く見てる人なら一度は見たことのある、刑務所内で取り囲まれて刺される際に使用される武器の紹介でした。「shiv」とも呼ばれますね。皆さんが海外の刑務所に入所した際は、周りをとり囲まれそうになったら要注意です!(笑)

はっきり言ってこんな単語覚えても全く役に立ちませんが、刑務所ドラマで結構お約束的な場面で出てくるので取り上げてみました。

『ALONE ~孤独のサバイバー~』でshankを使って何をしようとするのかは本編を確認してみて下さい。囚人は刺しませんよ(笑) それでは〜


刑務所でラーメンが・・・↓