途中で中の役者が交代した映画・海外ドラマのキャラクター達
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キャラの中の人が入れ替わってるー
海外ドラマというのは撮影前の最初にキャスティングして、ドラマ本編を撮影して、好評ならエピソード、シーズンを重ねていくんですが、様々な理由でキャラを演じる役者が途中交代することが稀にあります。
もちろん、視聴者側からすると愛着のあった顔や声が一変してギョッとするので交代はできれば無いのが望ましのですが、役者が死んだり、別の仕事の都合だったりでどうしても交代劇は発生してしまうようです。
そこで今回は、そんな中の役者が交代したキャラを海外ドラマと映画から集めてみました。自分で見つけたものや、redditのスレ、各種記事などを参考にし、自分的にこれは取り上げるべきというものをピックアップしてみます。なお、子役の成長による交代は除外しました。画像は、左が元の役者、右が交代後の役者という配置です。
『クレイジー・エックス・ガールフレンド』のジョシュの母
実はこの記事を書こうと思ったキッカケは、ジョシュの母親が替わっていることに自分で気づいたこと。ネットを見ても、これに気づいているの俺だけみたいで、結構鼻高々です。さすが『クレイジー・エックス・ガールフレンド』を大好きなだけある。
役者の交代の理由は不明ですが、左はシーズン1のエピソード1、いわゆるパイロット回なので、この後ストーリー上ジョシュの母親が大きな役割を演じることになるのは分かっておらず、アジア人女性を適当にアサインしたんじゃないでしょうか。少なくても、『I Give Good Parent』と歌まで歌うことになるとは分かってなかったっぽい(笑)
『クレイジー・エックス・ガールフレンド』のグレッグ
『クレイジー・エックス・ガールフレンド』と言えば、重要キャラであるグレッグがシーズン2で『It Was a Shit Show』の楽曲と共に番組をも去っていきましたっけ。その理由は、グレッグを演じる左の役者サンティノ・フォンタナのスケジュールとドラマ撮影が合わなくなってしまったため。最終シーズンで番組制作陣はグレッグを番組内に再登場させますが、そこには別人の役者が演じるグレッグが居たのでした。
これが視聴者が置き去りにされる瞬間ですね。ドラマ内の他のキャラクターは本物のグレッグとして彼を扱うのに、視聴者だけは違和感を感じてしまうんですから。これが交代をなるべく発生させるべきでない大きな理由です。
『フレンズ』ロスの元嫁キャロル
ロスの元嫁で、妊娠後にロスを捨て女性に走ったキャロルも役者が交代してたようです。そう言われて見直したら、博物館のロスを訪れる最初の女性とは全く替わってます(笑)
交代の理由は、元々キャスティングされた左の女優Anita Baroneが、脇役じゃなくもっと主要な役を別の番組に求めたのだとか。『フレンズ』がこんなに世界中で大ヒットすることになるとは、シーズン1エピソード2の時点では知る由もないわけですが、今どう思ってるのか本心を聞いてみたいですね。
『奥さまは魔女』のダーリン
ハリウッド内の役者交代劇で最も有名な事例がこの『奥さまは魔女』のダーリンではないでしょうか。というのも、今まで取り上げた事例のように最初の1エピソード後に交代とか、シーズン中盤に全く登場せずに最後に登場した時に交代というわけでなく、シーズン5まで演じ上げた絶頂期に交代して、シーズン6から右の役者ですからね。視聴者は相当焦ったと思います。実際、視聴率は鳴かず飛ばずになってしまったんだとか。ちなみに、上記画像は、左がシーズン5で、右がシーズン6です(笑)
なお、元のダーリンの役者ディック・ヨークの降板の理由は、彼の腰痛。といっても、それが直接の原因ではなく、痛み止めで使っていた鎮痛剤の中毒に次第になっていき、そのため呂律が回らなかったり、ドラマ撮影をすっぽかしたり当時の現場は大変だったのだそうです。その辺はポッドキャスト『Mobituaries』の「Sitcom Deaths and Disappearances」と言う回で詳しく述べられています。さすがにサマンサの魔法でも治せなかったのでしょうか。
『奥さまは魔女』のグラディス
同じく『奥さまは魔女』からは、アメリカのシットコムに特有の詮索好きゴシッピーなご近所さんグラディス。
彼女の交代の理由は、左の女優アリス・ピアスがシーズン2途中で死去してしまったため。なんでも、彼女は番組のオーディション時に既に卵巣癌の診断を受けていたものの、番組スタッフにその事実を隠して演じていました。しかし、シーズン2途中から病状が悪化、体重減がひどくなり、そのまま永眠となってしまったのだとか。悲しいけれど、番組制作陣からすれば迷惑な話になってしまいますね。
『名探偵モンク』のトゥルーディー
モンクの殺された妻トゥルーディーもシーズン2と3の間で役者が替わっていました。元トゥルーディー(左)は写真やイメージ映像のフラッシュバックでしか登場してなかったのですが、妻を殺した爆弾犯だけが唯一モンクが解決できていない事件としてストーリー上重要視されるようになると、トゥルーディーにもセリフが追加され、演技が求められるようになったのですね。そこで、演技力があるメロラ・ハーディンへ交代となったわけです:
Trudy Monk
トゥルーディーはシーズン1と2を通してStellina Ruischによって演じられたが、最終的にMelora Hardinに置き換えられた。というのも、制作総指揮者達は複雑なフラッシュバックや幻影の中で演じられる女優を求めたからだ。
Trudy was portrayed by Stellina Ruisch throughout Season 1 and Season 2 but was ultimately replaced by Melora Hardin since the showrunners wanted an actress that was capable of performing in more complex flashbacks and hallucinations.
なお、メロラ・ハーディンは『ジ・オフィス』ではマイケルの上司兼恋人役ですね。
『リバーデイル』のレジー
レジーは取り上げるまでも無いかと思ったんですけど、理由が面白かったので紹介。
Reggie Mantle
ロス・バトラーは『13の理由』におけるザックの役との時間的兼ね合いで番組を去った。
Ross Butler left the show due to time complications with his role as Zach Dempsey in “13 Reasons Why”.
なんだ、この人どこかで見たことあると前から思ってたんですけど、『13の理由』だったか(笑) それにしても、主役じゃなくても同時に2つの海外ドラマ撮影は難しいんですね。
『ワンス・アポン・ア・タイム』のロビン・フッド
こちらも降板理由がキラリ光るので紹介。左の顔に見覚えがある人は結構いるんじゃないかな。『LUCIFER/ルシファー』でルシファー役やってるトム・エリスですね。
そりゃー、他の海外ドラマで主役張れるなら、『ワンス・アポン・ア・タイム』の脇役なんて一回でおさらばするわけです。Duh!
『ゲーム・オブ・スローンズ』の夜の王
これは、かなりズルいけど面白かったので紹介。なんと『ゲーム・オブ・スローンズ』の夜の王の中の人が変わっているのだそうです(笑) そう言われれば、顎や顔の長さ、鼻で分かる人には分かるのかもね。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマーティの恋人ジェニファー
最後は映画からで、こちらも有名な『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のジェニファー。パート1最後の場面とパート2冒頭で役者が入れ替わってしまっています(笑) 子供の頃『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を見たときは全く気づけませんでした。これは去年ビンジウォッチングをしていた時に自力で気づけてとても嬉しかったのですが、調べたらみんな知ってる事実だったのでショボーンとなってしまいました。
降板の理由は、左の初代ジェニファーを演じるクラウディア・ウェルズの母親が映画撮影中に癌と診断されてしまったため。映画は最後明らかにパート2に続く終わり方をしますが、その時点では彼女はパート2には出演せず母の看病は決まっていたのでした。この判断はどうだったのかな?
ちなみに、代わりに出演したのが右のエリザベス・シュー。『ベスト・キッド』でダニエルの恋人役や、『ザ・ボーイズ』のマデリン、更には『コブラ会』にアリ役で出演したのが日本では有名かな。
最後に
今回はシーズン半ばで中の役者交代の憂き目にあったキャラクターを海外ドラマと映画から紹介してみました。調べれば他にもたくさん出てきますが、個人の好みで選ばさせていただきました。
こうしてみると、役者の死亡から病気、他の海外ドラマでステップアップ、実力不足で置き換えと、交代の理由にも様々ありますね。結局、会社での人事と同じなのかもしれません。
面白い例があれば追記していきたいと思います。 それでは〜
役者で海外ドラマを繋げていくと・・・↓
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