実際ベルは鳴らない、イディオム「Ring a Bell」の意味とは?
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「Ring a Bell」ベルを発見!
先日なにげに入ったレストランで、席に置いてあるお店の人を呼ぶベルが面白く、思わずツイートしてしまいました:
この画像見て、とある英語イディオムがring a bellする人はどのくらいいる?(笑) pic.twitter.com/Yv6pxEkOiS
— insanely serendipitous (@drama_eigo) October 31, 2021
もちろん、ここでは「ベルを鳴らせ」と文字通り言ってるだけなのですが、英語の「ring a bell」はイディオムで面白い意味があるのです。
イディオム「Ring a Bell」の意味
Wiktionaryによれば・・・
ring a bell
- (日常会話、イディオム的)少なくても漠然と見覚えがある。
- (日常会話、イディオム的)以前忘れていた記憶を呼び起こす。
- (informal, idiomatic) To seem at least vaguely familiar.
- (informal, idiomatic) To spark a previously forgotten memory.
と、記憶を呼び起こす際に使われるのですね。あたかも、その記憶が戻る瞬間、頭の中でベルが鳴るかのように。
海外ドラマでの「Ring a Bell」
以下、いくつかの「ring a bell」が登場する海外ドラマのシーンをピックアップしてみます。
フレンズ
ジョーイ: Do I know that name? That sounds familiar.
チャンドラー: Well, it does not ring a bell with me.
ジョーイはスターリンという名前に聞き覚えがあるようです。しかし、チャンドラーは「it does not ring a bell」で、自分は聞き覚えがないと返します。つまり、スターリンという名前を聞いても頭の中のベルは鳴らなかったのですね。
刑事コロンボ
Does that ring a bell, ma’am?
よく考えてみれば、イディオム「ring a bell」は刑事ドラマでよく登場するんですね。というのも、「この名前に聞き覚えはあるか?」「現場に落ちていたハンカチに見覚えは?」「4012と言う数字に心当たりは?」というように、聞き込み調査は通常「ring a bell」するか問うことを含むからです(笑) だからコロンボも「大文字Kが書かれたメモに見覚えは?」と聞くのでした。
ブレイキング・バッド
実は、今回の記事を書くキッカケは『ブレイキング・バッド』の以下のシーンを見つけたからです(笑)
ウォルター: Old guy in a wheelchair?
ソウル: Doesn’t talk, rings a bell. I mean, does that ring a bell? The guy actually has to ring a bell.
ソウルとウォルターはティオ・サラマンカについて話します。その際、「ring a bell」がイディオムと文字通りの意味の2通りで登場してるんですね(笑)
なお、ヘクター・“ティオ”・サラマンカのベルは次の通り。周囲との意思疎通に使います。
最後に
今回はイディオム「ring a bell」の意味と、実際の海外ドラマでの使用例を見てみました。記憶にあるか、ピンとくるかを意味してるんですね。
なお、冒頭のリアルで目撃した赤い「Ring a Bell」ベルですが、これを「ring a bell」したら店員が席に来てくれただけでした。そりゃそうですよね(笑) それでは〜
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