『ワンダヴィジョン』で、ワンダとヴィジョンの手品ショー
WandaVision [Credit: Disney Platform Distribution]

マジシャンのアシスタントの役割とは?

マジシャン(手品師)の助手は古今東西決まって若くて美しい女性ですが、彼女たちの役割は単に金の輪っかやトランプといった手品小道具をマジシャンに渡すだけではないということが、度々海外ドラマでは言及されています。皆さんも一度は聞いたことあるのではないでしょうか?

As we said, she was the magician’s assistant, just a distraction.
『メンタリスト』で、犯人に対峙するジェーン
The Mentalist [Credit: CBS]

上のセリフでもあるように、観客に対する「distraction(注意を逸らすもの)」であるというのです。

したがって、必然、アシスタントは若いキレイな女性にならざるを得ないのですね。

All magician’s assistants have to be beautiful. That’s tradition.
『アメリカン・ホラー・ストーリー』で、チェスター
American Horror Story [Credit: 20th Television]

観客がアシスタントのキレイな女性に目を奪われれば、その分手品や奇術のトリックは成功しやすくなるのです。これが、よく言及される理由ですね。

TV Tropesでの手品師の助手の説明

なお、当然のことながら、TVのお約束を集めたTV Tropesでもこのネタは取り上げられていて、「Lovely Assistant(可愛らしい助手)」という項目で詳しく分析されています。以下、ちょっと訳出してみましょう。

Lovely Assistant

A Lovely Assistant is just that, an attractive young woman who assists the performer or primary host. This can be by fetching things, being the object of whatever the performer is to do, giving out prizes, handling the lottery equipment, distracting the audience’s attention away from a magician’s skullduggery, or doing minor performances herself. They are almost Always Female (even if the magician is female herself).

可愛らしい助手は演者や主要なホストを助ける魅力的な若い女性だ。彼女達は物を取ってきたり、演者の行うことの対象になったり、賞品を手渡したり、抽選の器具を扱ったり、マジシャンの行うトリックから観客の注意を逸したり、小さい実演をやったりもする。彼女たちはいつだって女性である(マジシャン自身が女性であっても)

若いかわいい女性であることが重要。記事は更に続き、薄着な服装に言及。

Lovely Assistant

But primarily, her job is to look good, strike attractive poses, and give the performer room to do his thing. The clothing can vary from modest but sexy to outright Stripperiffic.

しかし主に、彼女たちの仕事は見栄えが良いこと、魅力的なポーズを決めること、演者が仕事をしやすいように機会を与えることだ。服装は適度なセクシーさからあからさまなストリッパー系まで多様だ。

最後に、彼女たち自身の重要な役割が述べられます。

Lovely Assistant

A variation appears in a Stage Magician’s show, where there are practical reasons for small, female assistants in tight-fitting clothes. Some physical-displacement type tricks (moving boxes, sawing a person in half) require the person to be quite small in order to fit into the device (most magic equipment is designed for an assistant who’s 5′2″ tall). The same is true of quick-change acts, where the model must be small enough to wear many layers of trick clothing without appearing bulky. In these cases the “assistant” is an integral part of the act who requires skill and training, but plays off the audience expectations that she is nothing but eye candy in order to set up the trick and make the magician look impressive. A lot of them are also twins, for various purposes.

この変種は舞台マジシャンのショーで現れる、そこでは実践的な理由で小さい女性の助手が体にピッタリした服装に身を包む。物理的移動を伴う手品(箱の移動やのこぎりで体を半分にする)ではデバイスに入れるように助手はとても小さいことが求められる(多くの手品の器具は助手の背が157.5cm用に作られている)。早変わりの手品でも同様だ、そこではモデルは大柄に見えること無く、多くの層を持つ手品用の服を着るのに十分小柄である必要がある。このような場合では、「助手」は技術とトレーニングを積んだ演者の一人なのである。しかし、トリックを仕掛けマジシャンが印象的に見られるために、観客の助手は単なる目の保養(eye candy)という期待を逆用しているのである。また、様々な理由で、彼女らの多くは双子である。

ということで、最後の章では、マジシャンの助手は単なる注意を逸らす目的だけでなく、実際の手品トリックの根幹に深く関係しているという話でした。双子が多いという話は、テレビ業界の子役が双子ってのと似た感じで面白いですね(笑)

『ビッグバン★セオリー』で手品をするハワードとバーナデット
The Big Bang Theory [Credit: CBS]

最後に

今回はマジシャンの助手が、若くてキレイな女性である理由について見てみました。深堀りしてみると、他にも小柄なことや、双子であることも要求される物凄くハードルの高い職業であることが分かりますね(笑) 

A magician never reveals his secrets」とは昔からよく言いますが、この記事で色々バレちゃったかもです(笑) それでは〜


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