「On the Same Page」「In the Same Boat」の意味の違い
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今回紹介する2つの英語イディオムは「in the same boat」と「on the same page」。両者とも日常会話で非常によく出てくるので、英語をやってればそのうち自然と身につきますが、居るのが「同じボート」と「同じページ」で意味にどういった違いが出てくるのか、以下見ていきます。
イディオム「on the same page」の意味
まず最初が「同じページ」。こちらは完全にではないけれど「おおまかに合意」の意味ですね:
on the same page
(イディオム的)大筋での合意にいる、または共通の一般解釈や知識を持つ(オフィス環境でよく使われる)。
(idiomatic) In broad agreement or sharing a common general understanding or knowledge (common in office environments).
だから、次の『ビッグバン★セオリー』では、4人のオタクたちが共同で作業することに合意した後、レナードは「we’re all on the same page」と言います。
イディオム「in the same boat」の意味
一方「同じボート」になると、同じ苦境にいることになります。これは一蓮托生といったニュアンス。まあ、同じ船で漂流してると考えれば納得でしょうか。
in the same boat
(イディオム的)同じ状況や苦境に居る、同じ問題を持つ。
(idiomatic) In the same situation or predicament; having the same problems.
海外ドラマ『ザ・ラストシップ』では人類が飢餓に苦しみますが、なんとか解決策を見つけないと「we’ll all be in the same boat」と食料配給の兵隊が述べます。苦しい立場ってことですね。
兵士2: Don’t matter. Unless we figure that shit out soon, we’ll all be in the same boat.
使われる頻度は「on the same page」の圧勝
なお、今回出現頻度も調べてみましたが、「on the same page」が「in the same boat」に5倍の差をつけて圧勝でした。「大まかに同意」を表現するのは日常会話で頻繁にあるってことですね。
最後に
今回は似た表現のイディオム「on the same page」と「in the same boat」の意味について整理してみました。同じページだと大まかに合意、同じボートだと同じ苦境と言った違いがありますね。
それじゃあ、同じボートに乗っている二人が大まかに合意したときは・・・?(笑)
なお、『ザ・ラストシップ』はその名の通り「ship」なので「in the same boat」をダジャレで使ってないかと期待しましたが全く無くて残念(笑) それでは〜
そもそもイディオムって・・・?↓
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