「Collect Call」の意味と、海外のある場所で今でも使われる話
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「Collect Call」の意味とは?
「collect call」って一体何でしょう? 「コレクトコール」と日本語になってるっぽいですが、念の為辞書を引くと・・・
collect call
受け手により支払われる電話、発信側とは逆に
A phone call paid for by the receiver, as opposed to the caller
電話が鳴って受話器を取ると通常は電話の掛け手が料金を支払うのですが、コレクトコールは電話を受けた側が料金を支払うのですね。
インターネットや技術が発達し、音声通話を含むデータの送受信の値段がほぼ皆無となった今となっては、このcollect callは廃れた技術なのかもしれません。
というか調べたら、日本では既にコレクトコールのサービス自体終了していました(笑) 番号は元々106番、108番だったようですね。
コレクトコール
106番にダイヤルするオペレータ経由のコレクトコールは1980年8月1日に、108番にダイヤルする自動コレクトコールは1996年11月1日に開始された。
公衆交換電話網(PSTN)をNGNへ更新するのに先立ち、2015年7月31日をもってサービスが終了した。
海外ドラマでの「Collect Call」
海外ドラマでの「collect call」使用例を調べてみると、『マーベラス・ミセス・メイゼル』でそんなシーンがありました。ミッジがコレクトコールで両親に電話する場面。電話オペレータは父親にコレクトコールを受け入れる(accept)かどうか最初に確認します。
このドラマは1950年代の話ですので、当時はインターネットもない時代。コレクトコールが普通に使われていたのですね。
刑務所からの「Collect Call」
ただ、インターネットも発達した現在、海外でもcollect callは廃れたかと思いきや、ある場所で未だに活躍中なのです。それが・・・
刑務所(笑)
海外ドラマで、刑務所の囚人が長蛇の列を作って電話をしているシーンなんてよくありますが、あれは全部コレクトコールなのですね。
『プリズン・ブレイク』でもそうですし。
ドキュメンタリー『殺人者への道』では、収監されたエイヴリーが両親へコレクトコールした音声を流します。そうです、刑務所のコレクトコールは録音されているのです。
『オザークへようこそ』では、ルースの元に少年刑務所からコレクトコールが掛かってきます。「Accept」か「Decline」と言えばいいようです。
最後に
今回は「collect call」の意味についてと、それが海外の刑務所で使われている事を見てみました。
もしかしたら、日本でも刑務所からのコレクトコールが存在していれば、コレクトコールのサービス自体無くならなかったのかもしれませんね。囚人に電話を許すかどうかでコレクトコールの明暗を分けたとは・・・。それでは〜
callと言えば・・・↓
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