「One for All, All for One」とスクールウォーズと三銃士
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ラグビーにおいて最も基本的な心がまえは
「one for all、all for one」
『スクールウォーズ』に夢中になった子供時代
子供の時は学校から帰ってくると夕食まで時間があり、夕方に放送しているアニメやらドラマをなんとなく見ていたもんですが、その中で子供の私は『スクールウォーズ』の再放送に夢中になったことがあります。ラグビーで不良たちが一つになって全国制覇という実話を元にした話。なんと、当時の私は日本のテレビ番組を熱心に見ていたのですね。今は全く見ていませんが（笑） あの時間を海外ドラマに費やしていれば・・・と思っても詮無きことです。
そんな『スクールウォーズ』には、ラグビーの精神として「One for All, All for One」というフレーズが登場するのです。私が今でも覚えているくらいですから、結構出てきたのでしょうね。意味は「一人はみんなのために、みんなは一人のために」。なかなかステキなフレーズですよね。
「One for All, All for One」の意味
ところで、フレーズ「One for all, all for one」は『スクールウォーズ』に特有のものではなく、英語ではかなり一般的なフレーズのようで辞書にも載ってます：
one for all, all for one
個々人はグループの利益になるよう行動すべきだ、そしてグループは個々人の利益になるよう行動すべきだ。
Each individual should act for the benefit of the group, and the group should act for the benefit of each individual.
なお調べると、順番を逆にした「all for one, one for all」という言い回しも出てくるので、『スクールウォーズ』で育った世代にはかなりの違和感です（笑）
海外ドラマで「One for All, All for One」が登場する時の『三銃士』への言及
さて、この「one for all, all for one」が海外ドラマで言及される時に面白いパターンがあることに気づきました。
何故か『三銃士（the Three Musketeers）』への言及があるのです：
-Hey, all for one and one for all, right?
-That was The Three Musketeers.
明らかに背後に何かが眠ってるニオイがしますね（笑） でも、三銃士は、このブログでも以前仲良し三人組を形容するということで取り上げましたが、「one for all, all for one」なんてフレーズその時は出てこなかったんです。それでこれを深堀りしてみると・・・
「One for All, All for One」と『三銃士』の関係
日本語のWikipediaにこの謎が載っていたのです！ つまり、小説の『三銃士』に出てくるセリフ（ラテン語）なんですね。でも、初出ではないという注意書きが下記。
三銃士
注・出典
有名な言葉「一人は皆の為に、皆は一人の為に」（“un pour tous, tous pour un”）は、本作が出典だという説があるがこれは誤解であり、第二次プラハ窓外投擲事件（1618年）の際のラテン語の成句、”Unus pro omnibus, omnes pro uno”の方が先である。
だから、結局、海外ドラマでも「one for all, all for one」のフレーズが出ると、第二次プラハ窓外投擲事件より有名な『三銃士』が引き合いに出されるという状況みたい。
最後に
今回は『スクールウォーズ』で有名なフレーズ「one for all, all for one」と『三銃士』の関係が面白かったのでシェアさせて頂きました。このフレーズは日本だとラクビーと結びつきそうですが、英語だと『三銃士』なんですね。
なんか、『The Three Musketeers: One for All!』というゲームすらあるみたいです（笑） それでは〜
『三銃士』といえば・・・↓
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