合成語「Frenemy(フレネミー)」の意味ってなんだろう?
広告
『アンブレイカブル・キミー・シュミット』で「Frenemy」なる語彙
『アンブレイカブル・キミー・シュミット』に面白い語彙が出てきます。キミーがエアロバイクを漕いでいると、雑誌を片手にタイタスがキミーのことを雑誌の表紙を飾っている男と「frenemy」と言うんですね。スタイルがそっくりだからです。
「Frenemy」の意味
この発音フレネミーな「frenemy」の意味は、聞けば誰もが一発で納得するものでしょう。実は「フレンド(友達)」と「エネミー(敵)」を掛けた造語なんですね:
frenemy
- (面白おかしく) 君の友達の振りをするけど、実際は敵な人物。
- (面白おかしく) 頼りがいのない同時にライバルでもある友達。
- (humorous) Someone who pretends to be your friend, but is really your enemy.
- (humorous) A fair-weather friend who is also a rival.
敵であり友でもある。小説とかマンガとか、ストーリー上のキャラ設定でよくある感じですね。
なお、綴りは「frienemy」と「i」付きのパターンもあるようです。
『クレイジー・エックス・ガールフレンド』での「Frenemy」
私がfrenemyと聞いて思い出すのが、ミュージカルドラマ『クレイジー・エックス・ガールフレンド』のレベッカとオードランでしょうか。二人は昔弁護士で、切磋琢磨していた仲。実際、レベッカの母親もfrenemyというくらいのお墨付き。
そんな彼女らがラップで口撃しあうのが名迷曲『JAP Battle』。その歌詞内にもfrenemyが出てきています:
YouTubeクリップは下記から。
私はこのナンバーが実は大好きで、オードランの変顔は変顔オリンピックがあれば余裕で金メダルと思ってるくらい(笑)
最後に
今回は「frenemy」という語彙の紹介でした。「フレンド+エネミー」という分かりやすい合成語ですね。頭を柔らかくしてれば(英語学習で重要な点!)、辞書を引かなくても気づけそうじゃないかな。
こういった造語は英語にも結構あって、以前紹介したhangryなんかも、まさにそれですね。
言語というのは結局は人間の活動の産物なので、崩したり、合成したり、でっち上げたりして人は変化を求めるのですね。そういう意味で、言語は生き物ってことなんでしょうか。それでは〜
広告