「m'lady, milady, my lady」の意味: 高貴な女性への呼びかけ
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“What do you say? Milady.”
“Milord. Ha!”
「m’lady, milady, my lady」の意味
m’lady, milady, my ladyは貴族の女性を指して使われます。しかし、現代で周りにそのような人がいる暮らしを送っている人は少ないので、一般ピーポーが使う場合は通常、おどけたり、笑いを取ったりするために使われます。
milady
(今では主に歴史的、または面白おかしく)英国の高貴な女性、そのような人を呼ぶ形式、貴婦人。
(now chiefly historical or humorous) An English noblewoman or gentlewoman; the form of address to such a person; a lady.
「m’lady, milady, my lady」の語源
この語源は、もともと英国で貴族女性を指す「my Lady」という大文字の言い回しがあって、
my Lady
- (英国)世襲貴族の女性を直接呼ぶのに使用された。
- (英国)女性司教を直接呼ぶのに使用された。
- (英国)特定の重要な都市の女性市長を直接呼ぶのに使用された。
- (英国)女性裁判官を直接呼ぶのに使用された。
- (UK) Used in direct address to female peers of the realm, usually now excluding duchesses and, potentially, the Lords Spiritual.
- (UK) Used in direct address to female bishops.
- (UK) Used in direct address to the female Lord Mayors of certain important cities, including London and Canterbury.
- (UK) Used in direct address to certain female judges, particularly High Court Judges and above.
それがフランス語に入りmiladyになり、それがまた英語に戻ってきた+my ladyの短縮で、miladyやm’ladyになったとのことです:
milady
語源
部分的にmy + ladyの口語発音を表し、部分的にフランス語のmiladyから、英語のmy Ladyから
Etymology
Partly representing a colloquial pronunciation of my + lady, partly from French milady, from English my Lady.
ま、出戻るところは、言語界の鮭みたいなもんですね(違)
「m’lady, milady, my lady」の発音
my ladyは明らかに「マイ・レイディ」ですが、m’ladyとmiladyはそれぞれ
/məˈleɪdi/、/mɪˈleɪdi/
となっているので、日本人的にはミレイディと言う感じで聞こえると思います。ladyは聞こえるのでそれほど難しくはない。
「m’lady, milady, my lady」の海外ドラマでの例
以下、この3パターンが出てくる海外ドラマをピックアップしてみます。
まず、『ビッグバン★セオリー』では、シンデレラにコスプレした妻に、王子に成り切って「Milady」と近づくハワード。
ハワード: Milady.
『クレイジー・エックス・ガールフレンド』では、レベッカとバレンシアの最初の出会い。バレンシアが握手のために手を出すと、そのゴージャスぶりに思わず「My lady」と頭を下げ手にキスするレベッカです(笑)
レベッカ: My lady.
最後は、語源の高貴な女性への呼びかけ。『ゲーム・オブ・スローンズ』で紅の女ことメリサンドルに「m’lady」と呼びかけるアンガイです。
アンガイ: Begging your pardon, m’lady
最後に
今回は高貴な女性への呼びかけ「m’lady, milady, my lady」について紹介しました。使われるときは、ジョーク、相手を上に立てて、皮肉的と言った感じですが、いずれも相手の女性をあたかも貴族と取ってるんですね。なお、皮肉パターンは紹介してませんが、ガミガミ命令ばかりする女性に「これでいいでしょうか、milady」と言えば皮肉的に響くのは分かるかと思います。それでは〜
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