不審なバンのお約束

以前、花屋のバンで張り込みを偽装するお約束の記事を書いたことがあります。

花屋かどうかは別として、バンで張り込みするのは海外ドラマで定番中の定番。

このネタは、テレビのお約束を集めたTV Tropesでは「Van in Black」として登場しています:

Van in Black

あのでかい恐ろしい黒塗りのバンが、君が家に入る瞬間道路の反対側に停車する。多分、君は偏執狂的憶測として考えを捨てたかもしれないが・・・

:

特攻野郎Aチームによって運転されるバン。

That large, menacing black van pulling over on the other side of the street the moment you go inside. Maybe you dismissed it as paranoid speculation…

Examples:

The van driven by The A-Team.

この例の『特攻野郎Aチーム』が盲点だったので、調べてみると、ちゃんと黒塗りに赤い線が入ったバンに彼らは乗っているのでした(笑)

『特攻野郎Aチーム』で、黒塗りのバンに乗るハンニバル大佐とバラカス
The A-Team [Credit: MCA TV]

不審なバンのお約束が現実に

いずれにしても、そんなお約束が現実にあった事がわかるツイートがタイムラインに流れてきたのでこの記事になったのですが。将棋の羽生九段の奥様でいらっしゃる羽生理恵🐰うさぎファース党さんのツイート。

この中の

不審なバンとかが来たりする

がまさに怪しいバンのお約束そのものではないですか!

いや、当事者の方々からすればたまったものじゃないということは重々承知の上ですが、日本でもこのお約束が実際あるのだなーと、失礼ながらちょっと感動してしまいました。単に黒いバンだったのか、それとも花屋だったか、はたまた前回の記事で予想した竿だけ屋なのかは気になるところですけどね。

ちなみに、日本でこのお約束が流行らないのは、道が狭いからなんですよね。停車するスペースがないから。監視対象の人物が家に入っていった時に、その入口が監視できるほどよく離れた停車場所がないんです(笑)

レーダー受信機は行き過ぎ

なお、TV Tropesによれば、その黒塗りのバンの天井に更にでかいお椀型の電波受信装置が付いていると、それはやりすぎ(視聴者を現実に引き戻すランプの傘)になるとのことでした(笑) これはランプシェイドのうまい例。

Van in Black

もしランプの傘がされるなら、バンの上にはバカでかいお椀型のレーダー受信機があるだろう。

If Lampshaded there will be a honkin’ big radar dish on top.
ラジオ電波望遠鏡
Image by Teresa from Pixabay

最後に

今回は羽生理恵🐰うさぎファース党さんのツイートが、海外ドラマファンとして興味深かったので紹介してみました。海外ドラマでおなじみのお約束も、日本で出てこない原因を考えると日本固有の問題があったりして面白いですね。それでは〜〜