英語スラング「カナリア(Canary)」の持つ意外な意味とは?
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I told him not to confess,
and he went straight down to the SEC,
and he sang like a canary
「Canary」の意味
あの黄色い鳥のカナリアは、英語での綴りはcanary。発音はカナリーやカネリー。
日本語では鳥の意味でしか使われませんが(あと、炭鉱のカナリアか)、英語だとスラングで意外な意味を秘めているのが分かります。通常、sing like a canaryのように直喩で使われますが、これはカナリアのように美しい歌声で歌うのではありません:
canary
(スラング)情報提供者、密告者、垂れ込み屋。
(slang) An informer or snitch; a squealer.
そうです。英語ではペラペラ情報を吐き出すことを指して「カナリアのようにさえずる」と言っているのでした(笑)
海外ドラマでのカナリアの使用例
『ブレイキング・バッド』ではソウルの初登場シーン。そこで彼はウォルターにクライアントをカナリアのようにさえずらさせると誓います。
I’m gonna set your nephew straight,
get him singing like a canary, all’s right with the world.
『ハイっ、こちらIT課!』では、証言台に上がった証人を「さえずれ、カナリア」と呼ぶダグラス。もちろん、情報を喋れと言っているのは一目瞭然です。
Sing, you canary!
最後は『マーベラス・ミセス・メイゼル』。エイブは相手をCIA呼ばわり。なんでも、Astridが白状したようです。
エイブ: I’m talking about
you being in the CIA.
That day at Bell Labs.
Do you think I’m an idiot?
And then Astrid sang like
a canary for your mother.
最後に
今回は英語スラングでカナリアに「密告」「チクる」意味合いが付いていることを見てみました。こういった日本語にはない意味合いは非常に面白いですね。あの美しい鳴き声と密告を結びつける発想は日本語にはないですから。
ちなみに、使われる時は9割sing like a canaryとして使われていますね。発音と綴りさえ気をつければ、明日からでも英会話で使えると思います(どこでだ?笑) それでは〜
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