🔥クビにするで有名な「Fire」の語源とは?🔥
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You’re fired! 「Fire」の語源
以前、元トランプ大統領の決め台詞「You’re fired」について記事にしたことがありますが、そもそも、なぜ英語で「火」が「クビにする」なのか疑問なんですよね。🔥と解雇🪓、関係性が全然分かりません。まあ、スラングなんでしょうけど・・・(日本語の首だってスラングですが(笑))

そこで、ちょっと調べてみたのが下記。
Etymology Onlineによると、語源は「discharge」なんだそうです:
fire (v.)
職からクビ、解雇するの意味はアメリカ英語で1877年頃には(out付き、単独は1879年)記録がある。これは多分動詞dischargeが持つ2つの意味の言葉遊びなのだろう:「職から解任する」ち「銃を撃つ」
The sense of “sack, dismiss from employment” is recorded by 1877 (with out; 1879 alone) in American English. This probably is a play on the two meanings of discharge (v.): “to dismiss from a position,” and “to fire a gun,”
つまり、dischargeの持つ2つの意味「免職」「発砲」の「発砲」からの類推で「fire」で「免職」も表現するようになった説でした。これはスラングっぽいですね。
なお、海外ドラマでdischargeされた人で有名なのは名探偵モンクでしょうか。彼はドラマ冒頭時すでにpsychological dischargeを受けてました。まあ、助手のシャローナは響きが強くない一時的停職と言い張っていますが(笑)
シャローナ: It’s a temporary suspension.
![Monk [Credit: USA Network] 『名探偵モンク』で、シャローナとランディーはモンクの状態を議論](monk-sharona-randy-leland.webp)
また、発砲のdischargeは『ブレイキング・バッド』で見られました。ハンクは怪しいヴァン(ウォルターが隠れてる)のテープを剥がして、銃が発砲されたことを見つけます。
![Breaking Bad [Credit: AMC] 『ブレイキング・バッド』でハンクはウォルターの隠れるヴァンを捜索](breaking-bad-hank.webp)
このdischargeの意味は、接頭辞「dis-」で反対になっていない「charge(チャージ)」の意味を考えれば一目瞭然でしょうか。というのも、チャージで充填するや銃を装填するの意味があるからです。その反対なら、発砲するということですからね。
最後に
今回は首にする意味で有名なスラング「fire」の語源がdischargeから来ている事を見てみました。火と言うよりは銃器の発砲でfireとdischargeが繋がっていたのですね。こういう語源を覚えると、2つの単語の似たような意味を一度に覚えられてコスパがいい感じです(笑) それでは〜
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