ドラマの中の英語

The Name of the Game Is Communication

The Good Place

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The Good Placeは全く新しいタイプのコメディだ。主人公のエレノアが死んだところから物語は始まる。生前の行いが良かったことから彼女はThe Good Placeと呼ばれるところに送られ、そこで他の良い心を持つ人達と幸せに暮す予定だったが、入村インタビューの際に褒められた東南アジアでの貧しい子供を助けたりする人道的活動は、彼女には全く身に覚えがないものばかり。自分が誰かと間違えられて送られたことを知るが、その世界の素晴らしさに隠し通すことを決意する。しかし、The Good Placeにふさわしくない心を持つ彼女の存在はThe Good Place自体の機能不全を引き起こし、遂にはソウルメイトとしてあてがわれた哲学者チディに嘘を見破られてしまうのであった。The Good Placeを救うため、チディはエレノアの心を良くするために教育を施すことを決心するが・・・

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死後の世界感だが、天国といった宗教臭がする単語を一切省いていて、どの宗教にも属さない、神話にも属さない独自の世界観を作り上げるのに成功している。当然神様的存在がいるのだが、その世界のアーキテクトとして登場する。彼らの役割はThe Good Placeに送られてくる数百人単位を1グループとして、そのグループ用の世界を設計するのが仕事だ。各個人の生前の嗜好を反映して彼らが幸せに暮らせるのを目的とする。The Good Place送られる条件も面白く、生前良いことをするとポイントが溜まり、ポイ捨てなど悪いことをするとポイントが減少。死んだ際に特定のポイントが溜まってるとThe Good Placeに送られる仕組みだ。有名人はほとんどThe Bad Placeに送られていて面白い。セリフもところどころ皮肉を利かしたりして、高等教育を受けている視聴者のテイストに合うようにもなっている。

これだけ海外ドラマを見ていると、通常あまり新しい英語表現に出会わないんだけど、このコメディは毎エピソード毎分新しい英語に会えて非常にためになった。道徳や哲学的な発想などが背景にあるため、そしてチディが哲学者であるため、普通のミステリやラブコメなんかではお目にかかれないものばかり。ボキャブラリを広げるのに役に立つ。やはり自分のコンフォートゾーンから脱し、新しいジャンルに挑戦しないといけないと感じる。またタハニがイギリス英語なのでそこの違いも面白い。

シーズン1最後にとんでもないツイストがあり、全ての前提が崩れるのだが、シーズン2も今絶賛放映中でその後どうなったのか気になるところ。コメディとして笑えるかはちょっと微妙なんだけど、時間が有り余っていてたまには違うコメディが見たい人にはお勧めかな。中の人つながりでアナ雪ネタが出て来るに一票。IMDbでは★7.9とちょっと高評価すぎる感じ。