ドラマの中の英語

The Name of the Game Is Communication

There Will Be Consequences. / ただでは済まない

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consequenceって、テスト英語だと「結果的に」の意味のconsequentlyやas a consequenceというのを習ったと思いますが、実は、海外ドラマではその使われ方はかなり少ないです。ぶっちゃけ、忘れてもいいくらいです(笑) その代わりに、表題の「ただでは済まない」がポピュラーな使われ方。こっちを是非覚えておきましょう。ここでconsequencesは何か重大な事の意味。英語だと「重大なことが起こる」というのに対し、日本語は二重否定の表現になっているのが面白いですね。でも結局どちらも「何か起きるぞ」と言っているのは同じです。もちろんハッピーなことでは無いんですが。それでは海外ドラマの実例を見て雰囲気を味わいたいと思います。

ブレイキング・バッド

このシーンは前に紹介した記憶がありますね。ウォルターは自分の家族からの信用も失い、自分の娘を誘拐し逃げます。逃亡先から自宅に電話をかけ、盗聴されていることを承知で、スカイラーに悪態をつき、自分ひとりの仕業と見せかけます。ここで、crossは逆らうの意味。逆らったらただでは済まないと言ってきたのに裏切った。だから娘の誘拐(consequences)が起こったと言いたいわけです。

ウォルター: What the hell is wrong with you? Why can't you do one thing I say? What? This is your fault. This is what comes of your disrespect. I told you, Skyler. I warned you for a solid year. You cross me, there will be consequences. What part of that didn't you understand?

スカイラー: You took my child.

ウォルター: Because you need to learn.

Breaking Bad/Season 5/Episode 14

ベター・コール・ソウル

ジミーの犯罪の告白を録音することに成功した兄のチャックは、家事の手伝いに来ていたエルネストに録音装置の電池交換を依頼します。エルネストが電池を入れ替えると、再生ボタンがオンだったため、自動的に再生がスタートし、告白の音声が流れてきます。聞かれてはいけないものを聞かれてしまったチャックは、エルネストにこのことを他言したらただでは済まない、人生が変わる事が起こると脅しをかけます。このようにterribleとか入れて脅し度を上げるのもよくあるパターン。life-changingはコンマリメソッドで十分です。

チャック: No matter who, no matter what reasons you think you might have, you must not... you cannot tell anyone. There could be terrible consequences... life-changing consequences.

Better Call Saul/Season 3/Episode 1

The Handmaid's Tale

裏切り者を投石の刑で死刑にしようとするアント・リディアですが、オフレッド等の反抗にあい実施ができません。そこでの発言が次のセリフ。「家に帰って何をしでかしたか考えるんだ! ただでは済まないからね」と相当怖い脅しです。というのも、このThe Handmaid's Taleの世界では、何かが起こってしまうからです(笑) 宗教の絡んだ恐怖政治ですから、神の意志ということで何でも起こせます。このシーンでクリフハンガー食らった視聴者が対面するのがシーズン2の最初ですから、脚本がよく練られています。

アント・リディア: Go home, all of you! And think about what you have done! There will be consequences. Believe me.

The Handmaid's Tale/Season 1/Episode 10

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The Handmaid's Tale [Credit: Hulu]

最後に

今回紹介したシーンは、全て脅迫としてThere will be consequences.が使われていましたが、他のパターンだと、悪いことをしたらただではすまないんだよ、という訓示的な言い方もされる印象です。ちなみに、助動詞はwill以外にも、would, gonna, must, has to, couldと一通り使われますね。Better Call Saulの例であったconsequencesに付く形容詞を他の海外ドラマで見てみると、larger, grave, unforeseenなどが使われていました。いずれも、脅し度アップのためパンチを効かす感じです。