ドラマの中の英語

The Name of the Game Is Communication

Counterpart

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Counterpartは現在絶賛放映中のSFドラマ。舞台は現代のドイツだ。ただ現代と言っても一つ根本的なことが我々の住む現実とは違っている。それは、第二次世界大戦中にひょんなことから別の世界との連絡路が開通してしまっているのだ。時の政府はこの事実をひた隠しにして今日まで至っている設定。ここまで聞くと、ああそれ知ってる、ドラえもんで見た、となりそうだが、Counterpartはその設定に一捻りを加えて面白くしている。それは、その別の世界が元々の自分たちの世界の分裂バージョンであること。つまり、向こうの世界でもあなたと同じ人が居て、同じ家庭を持って生活を営んでいる。ここまで聞くと多次元世界、ははーん、さては臓器移植ネタだな、と思うけど、そうでもないようだ。元々一つの世界だったのが、WW2の核実験かなんかで世界があらたに産まれ、連絡路が通じる。その瞬間まで二つの世界は全く同じだったのが、バタフライ効果的にだんだんと少しずつ差異が出てくるようになる。実際、主人公の老人ハワードはこちらの世界ではしがない政府系組織の下っ端なのに、向こうでは出世している、といった具合。この主人公の仕事は、定期的に不思議な人物達と暗号でのメッセージのやりとりをすること。ハワード達にはこの作業の意味が全くわからないが、厳重な監視の元それを行う毎日だ。実はこのやり取りは、こちらの政府と向こうの政府の外交連絡の手段であることが後で分かる。興味深いのは、天災なんかの起こる時期も両者の間で少しずつ異なっていること。つまり、最初に大地震を被った側は、相手側にその情報を高く売りつけられるというメリットがあったりする。また、技術の進歩も違うし(スマホはこっちのみ)、パンデミックの病気なんかもあったりするので、人物の行き来は厳重に制御される。あちらの世界に行くには政府高官で、ビザを発行して、滞在時間は数時間、しかも一般人との接触は禁止といった状況。そんな状況下、向こうのハワードがこちらにやってくる所から事態は大きく動き出す。なんと、向こうの暗殺者がこちらのハワードの妻を狙っているというのだ。この二人は、性格も結構違っているのだが、その連絡路が開通するまでの記憶が全く一緒なのがおかしい。ああ、自分も別の人生があったのかも、と考えさせられる。いずれにせよ、色々な人物、両政府、反政府組織の目論見が入り乱れて、今後どう物語が進展してくのかは皆目見当もつかない。元々同一国民だったドイツを東西に隔てたベルリンの壁がモチーフにあって、それ故ドイツが舞台なのですね。

実はこのドラマ、YoutubeのStarzのチャンネルで最初のエピソードが公開されていたこともあって見たのだが、この設定は自分にとっては新しかったので、興味深く拝聴した。続きが気になるので、早く日本公開になって欲しいですね。英単語counterpartの意味がよく分かるドラマです。

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