ドラマの中の英語

The Name of the Game Is Communication

超低評価★4.0のStargate Originsを観てみた

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雨降りの週末、戯れにIMDbで低評価な海外番組をチェックしてみると(★:5以下、言語:英語、放送:2017年以降)、出るわ出るわ。普段は目にも留めない番組タイトルがたくさん出てきました。通常、珠玉の作品だけが目に留まるのですが、その裏には大量の駄作があるという事実を改めて実感。

レビューにもすごい表現が並んでいます。曰く、???、時間の無駄、評価にマイナスが無いのが悔しい、本当に2018年の作品か?、原作に失礼、見るな、目が腐る、ゴミ、完全な災難、ツマラナすぎて悲しくなった、即チャンネルを換えた、人類史史上今まで作られた全番組を観たわけではないけどこれが最低なのは間違いない、と言いたい放題(笑) ケンブリッジ英検という英語検定試験のライティングテストに架空のレビューを書くタスクがありますが、これだけ読めば辛辣な批評を書けそうな気分になった程です。

でも不思議なもので、レビューを読めば読むほど、それら作品を怖いもの見たさで観たくなってきます(笑) 日本に居ながら観られるのはネトフリにある★3.8のトロイくらいで、あとは現地で視聴するしか無い作品群。Youtubeの検索ボックスにタイトルをコピペし、予告動画や作品の一部を視聴して、垣間見られる酷さ(?!)を愉しんでいました。ビッグバン★セオリーのレナードの中の人がexecutive producerを務めるLiving Biblicallyは★4.9と醜いことになってたりと面白い発見がちらほら。

そうこうしているうちに金脈を掘り当てます。本記事のタイトルにもなってるStargate Originsという番組が全話アップされてあったのです。一話10分の全10話の作品。もちろん違法なのでそのうち全部消されるでしょうけれど、3月にアップロードされた割には全然消えてません(笑) 喜び勇んでエピソードを視聴するにつれ、その理由がだんだんわかってきます。これが圧倒的につまらない。なんというか、視聴体験自体が苦痛でした。よく考えるんだ、100分もの貴重な時間の浪費だぞ、って感じ(笑) ダテに★4.0なわけがない。ヒロインの女性がカワイクなかったら、途中で放棄してたと思います。それほどひどい。

ストーリーは、巨大な円形人工物を考古学者がエジプトで発見。存在意義が分からないまま時間は過ぎますが、ナチスがそのデバイスの活用法(タイムトラベル)を古い羊皮紙に見つけ、その高度な技術を得ようと考古学者を人質に取り過去にタイムトラベル。考古学者の娘が父を探しに自身もタイムトラベルし、過去でいろいろなことがあって、頑張って現在へ戻ってくるというどこかで見たシナリオ。一話10分しか無いのにもかかわらず、ナチスヒトラーの昔の映像を繰り返し流す手法はなんとか我慢できても、ピラミッド内部セットのあまりのチープさに、これはもしやアマチュアが撮った自主作成動画かと思ったほど。こんなクソ番組でもPolitical Correctness(差別ダメゼッタイ、配役はいろんな人種・宗教・LGBT)が出てくるのが一応面白い。娘と一緒にタイムトリップした連合軍の男兵士が、古代エジプト部族の男と恋に落ちるのだ(笑) 脚本家の「はいはい、PC、PC、これでいいんでしょ」という声が聞こえてきた瞬間だった。

IMDbのレビューを読むと、Stargateと言うシリーズの中の1作品みたいだけど、誰か撮影を止める人はいなかったのだろうか? いやー、すごいものを観てしまった。いくら蓼食う虫も好き好きと言っても、これを愛でる人は居ないと信じたい。評価が低いのにはそれなりの理由があるんだなと思った土曜日の午後でした。

www.imdb.com