ドラマの中の英語

The Name of the Game Is Communication

意外な意味を持つ料理英語3つ

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海外ドラマ見ていると、台所で使われるべき英単語が意外な場面で聞かれることがよくあります。まあ、全く別の意味を持ってるだけなんですけどね。今回はそんな英単語を3つ紹介。どれも普通に使われるものばかりです。

Cook / (帳簿・数値等を)改ざんする

料理といえば動詞のcookは外せません。しかし、このcookはなんと、脱税するときなどの帳簿のごまかしなんかを意味できるのです。よくあるのが、マフィアのフロント企業経理担当が、脱税のため帳簿をcookするパターン。でも、裏ビジネスを知りすぎてしまったがため、後で殺されるんですけどね(笑) IRS(米国国税庁)の厳重な監査を潜り抜けるため、数値を正確無比に修正し、どこに出しても矛盾のない帳簿にするのは、まさに一流シェフに匹敵する技量なのかもしれません。

次のBreaking Badからは、テッドの会社の経理として働いていたスカイラーのセリフ。テッドにやらされて会社の帳簿をいじってただけで、監査が入っててんやわんやなのは全部テッドのせい、と言う感じですね。自分だってテッドと不倫してたのに、とツッコミ入れたくなりますが。ここでは、bookは帳簿の意味です。

スカイラー: Ted, the whole reason we're in this mess is because you had me cooking your books.

Breaking Bad/Season 4/Episode 11

Grill / 尋問する

grillをBBQの場で使えば「直火焼き」の意味ですが、警察の取調室で使われれば、それは「尋問する」の方の意味になります。直接火で焼くのですから、かなり激しい尋問・質問攻めの感じ。娘が連れてきたボーイフレンドに初めて会った父親は、大抵娘の彼をgrillしますよね。似た意味を持つ英単語としては、interrogateなんかが有名。あと、third degreeもたまに聞きますね。

次のシーンでは、なぜ彼女を質問攻めにしたのかと理由を尋ねています。これを直火焼きと取ってしまうと、おぞましい光景になっちゃいます。

Why were you grilling her?

Community/Season 2/Episode 20

Stew / くよくよ悩む

シチューのstewは、料理用語として「とろ火で煮込む」という動詞ですが、別に「くよくよ悩む」の意味もあります。自分の思いを表に出すこともなく、自身内部でとろ火で煮込んでいるこの状態は、まさしく「くよくよ悩む」にぴったしです。

次のSuitsの場面では、マローンに関して悩んでるジェシカとハーヴィが悩めば悩むほど、自分たちは影響力を行使できる、と考えるカトリーナとルイスの二人の会話。このthe more, the moreも頻出する構文。

They're stewing on Malone. And the more they stew, the more leverage we have.

Suits/Season 4/Episode 1

最後に

今回は料理英語で別の意味を持つ動詞を紹介しました。他にも、simmerという「コトコト煮込む」を使った句動詞simmer down「落ち着く」もよく使われます。料理は火を使うからか、そこからの連想で新しい意味が生まれてるっぽいのが面白いです。