ドラマの中の英語

The Name of the Game Is Communication

Snowflake

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最近知った英単語の中で非常に冬っぽい(?)snowflakeを今日は見てみたいと思います。もちろん、雪片とは違う意味。この単語を知ったのはYoutubeのコメント欄。オヤジ世代が若者世代を批評するのにこのsnowflakeというラベル貼りをすることが多く、気になって調べたら以外な意味があって驚いた次第です。古い辞書には載ってない最近の単語だと思います。Urban Dictionaryを見てみると・・・

Snowflake

A term for someone that thinks they are unique and special, but really are not. It gained popularity after the movie "Fight Club" from the quote “You are not special. You're not a beautiful and unique snowflake. You're the same decaying organic matter as everything else."

本人はユニークで特別と思っているが実際はそうでない人を指す表現。以下略

Urban Dictionary

とのことです。1999年の映画ファイトクラブから広まった表現なんですね。こんなところにもファイトクラブの影響があるなんて。

それにしても、こういうSnowflakeな人って世間にかなり居る気がします。自己愛性パーソナリティ障害って言うんでしたっけ? 他にも、自分の交遊範囲や視野が狭いため、自分は特別な存在と勘違いして浮かれてしまう等。でも世界を見渡せば、そんな人物は腐るほど居るという井の中の蛙状態。盲目なのは若者の特権でありますけど、オヤジ世代からすれば何自惚れてんだとしか映らないのかな。それでYoutubeのコメ欄で見かけたのかと納得しました。

ただ、話はそれほど単純じゃない感じです。snowflakeの本来の意味は雪片。あの六角形の対称性を持つ結晶。空から落ちてくるまでの諸条件や温度なんかで同じパターンは二度と生じない美の極致。ですので、ファイトクラブ内でも、「雪片が特別でない」とは言っていません。「お前は美しくユニークな雪片ではない」と言ってるだけ。雪片=ユニーク・美しいというイメージは別に否定されていないんですね。

だから、snowflakeって単語はユニークというイメージで実際使われてるんです(笑) これがちょっとややこしい。

次のCommunityのシーンでは、親友のアベッドのことをsnowflakeに例えるシャーリー。アベッドのことを知ってる人は分かりますが、彼は非常に変わった個性の持ち主。シャーリーは、スター・ウォーズとスペーストレック(スター・トレックの間違い)を間違えると怒ると例を挙げますが、それ以上です。だから、ここの意味は本当にユニーク。

シャーリー: Yeah, he's just unique, like a snowflake who gets bent out of shape when you mix up Star Wars and space treks.

Community/Season 3/Episode 19


次はプリズン・ブレイクの最初のシーズン。シーノートが行動のユニークさ故、マイケルのことをSnowflakeと呼ぶ期間があります。ここのSnowflakeも、「本人はユニークで特別と思っているが実際はそうでない人」では全く無いですね。刑務所から死刑の兄貴連れて脱走しようとしてるんですから(笑)

シーノート: You plan sucks, Snowflake.

Prison Break/Season 1/Episode 15


以上まとめると、Snowflakeには「ユニーク・特別」のイメージがあり、その意味で普通に使われます。更に、ファイトクラブ由来で、「本人はユニークで特別と思っているが実際はそうでない人」も指すようになって来てます。どっちの意味で使われているかは前後のコンテキストで把握するより他ない感じですね。

でも、ネット上で相手をこき下ろす時は後者がほとんど。日本語でのネット上の議論でも、自己愛性パーソナリティ障害とレッテル張りするコメとかよくありますよね。あんな感じです。ちなみに、英語でのネット上の議論は読んでる方も心身ともに病んでくるので、あまりおすすめしませんw