ドラマの中の英語

The Name of the Game Is Communication

My Blood Is Boiling.

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ネイティブ・アメリカンの老人が若者数十名に囲まれて脅される事案がアメリカで発生しました。その若者が被っていたのがいわゆる「MAGA(Make America Great Again)、トランプのスローガン」キャップだったことなどから、このクリップはあっという間にネットで広がっていき、今でもあちこちで政治的な議論を巻き起こしています。これを報道したCNNのリンクを張っておきます。

youtu.be

(追記)CNNはこの若者から数十億円規模の訴訟を起こされたようで、クリップは残念ながら引き下げました。

若者グループと老人、どちらが先に扇動したのか等でアメリカ世論を完全に二分していて、上記CNNのクリップでも高評価と低評価が真っ向に対立しているのが分かりますね(笑)

さて、そんな膨大なコメントの中で興味を引いたのが表題の「My Blood Is Boiling.」。血が本当に沸騰しているわけではありませんね。比喩で言っているんです。

しかし、これってどういう意味なんでしょうか? 日本語だと、「血湧き肉躍る」って表現があります。非常に興奮しているときに使われます。でも、このクリップを見て興奮するのはなんか違います。そうなんです、ここのBoilingは怒りで沸騰してるんですね、ネイティブ・アメリカンの老人がひどい目にあって・・・。

実際、辞書にも

Boiling

ひどく怒った

とありました。日本語イディオム的に言えば「腹わたが煮えくり返る」って感じでしょうか。惜しい、日本語では「血」でなく「腹わた」でした。

結局、My Blood Is Boiling.は「血が沸騰してる」と直訳しただけではちょっと通じず、「怒りで血が沸騰してる」と「怒り」を付ければ通じる感じです。英語と日本語のこの微妙な違い、面白すぎません?

(追記) 日本語で血を使った怒りの表現が絶対あるはずと探していたら、「頭に血が上る」という表現を思い出しました。日本語は血液の温度上昇でなく、頭への移動で怒りを表現ですね。