ドラマの中の英語

The Name of the Game Is Communication

Buck / ドル、責任

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buckには海外ドラマの中で2つの重要な意味がありますので、今回はそれを見ていきたいと思います。

ドル

この意味を知ってるか知らないかって、海外ドラマを英語で見たことあるかどうかに大きく依存しそう。そのくらいお馴染みです。調べたことないけど、多分海外番組の中では、dollarよりbuckの出現頻度のほうが多いんじゃないかな。日本人的にも、ダラーよりバックの方が言いやすいと思うんだけど、どう? 苦手な/l/の音無いし(笑)

次のベター・コール・ソウルでは、テレビのコマーシャル枠の値段をbuckで言うジミーです。弁護士資格剥奪(disbar)されてしまい、法律事務所のコマーシャル枠が不要になったジミーが、その枠を売りさばくエピソード。

ジミー: This is money I've already spent on airtime for that commercial. 445 bucks.

Better Call Saul/Season 3/Episode 7

責任

どうもbuckにはポーカーのの意味があるみたいです。

buck

an article placed as a reminder before a player whose turn it is to deal at poker.

New Oxford American Dictionary

つまり、小さい物(マッチ箱とか)を前に置いて、ゲーム中誰が親なのか分かるようにしたんですね。そして、ゲームが進んで親が交代すると、その物体も一緒に次の親の元へ移動という感じ。だから、ポーカーの親=責任ということみたいです。

さて、この意味でのbuckが面白いのは、この親がコロコロ代わる様を責任のたらい回し・転嫁に見立てるんです。皆さんも、役所なんかに問い合わせをして、「その件は別の部署へ・・・」、次の担当者も「その件なら別の部署が担当・・・」とたらい回されたことありませんか? この状況がまさに、マッチ箱のbuckが次から次へと回されている感じなんです(笑)

だから、

The buck stops here.

と言えば、「マッチ箱のbuckはここで止まる=俺が責任を取る」という意味になるんですね。マッチ箱を誰かに回さないってこと。

この意味でのbuckの使われ方は、ハウス・オブ・カード 野望の階段にありました。副大統領フランクが検察から部下の行動で追求を受けるシーン。責任を他人になすりつけず自分が取ると、The buck stops with meで言ってます。

検察官: You had no knowledge he was going to the casino?

フランク: None. But that doesn't mean I don't take full responsibility for my staff's behavior. The buck stops with me.

House of Cards/Season 2/Episode 11

このように、政治なんかのコンテキストでこのパターンは使われる印象が多いです。実際、ネットの掲示板redditなんかでも、政治系のニュースでわりかしよく出てきます。

逆に、the buckを他人にpassすれば、責任をなすりつけている意味になるのは明らかですね。

次のオレンジ・イズ・ニュー・ブラックでは、工具箱からスクリュー・ドライバーが失くなったのをクレイジー・アイズのせいにされるシーン。私に責任転嫁するのかとpass the buck on meを使って激怒するクレイジー・アイズです。

クレイジー・アイズ: I already told you, I don't have it.

看守: I put her in charge of the tools, it's her fault.

クレイジー・アイズ: Yo, don't be tryin' to pass the buck on me, it's your fuckin' job. I'm just a monkey in a cage, remember?

Orange is the New Black/Season 1/Episode 4

(追記)海外ドラマのツイン・ピークスにも出てきました。

最後に

今回は海外ドラマで出てくるbuckの意味を見てみました。お金のドルの意味があるのは絶対覚えてほしいのと、余力があったら責任関連も覚えたいですね。英語のスピーチとかで使えないかな?